長く付き合っていると多くのカップルに訪れる「倦怠期」。言葉は耳にしますが、実際に倦怠期と感じたことのある人は、一体どういう経緯でそう感じるのでしょうか？社会人男女234人に「恋人と倦怠期だなぁと感じた瞬間や出来事」を聞いてみました。
■ドキドキの喪失
・一緒にいてもどきどき感がなくて楽しくない時／いるのがあたりまえになってしまったため（男性／28歳／金融・証券）
・ドキドキさせてほしいなぁといつも悶々と感じているから／彼に会ってもときめいたり、ドキドキしたりしないから（女性／28歳／学校・教育関連）

倦怠期の定番はやはりこれ！慣れは恐ろしいですね。

■沈黙
・あまり話すことがなくなってきたこと。／お互いに大体のことは知ってしまったから、改めて聞きたいことも無くなってしまったので（男性／30歳／学校・教育関連）
・どこか行く？に対して、どこでもいいとかの会話している時／会話があまり弾まない時、お互いに空気みたいな存在に慣れてしまっている時感じる（男性／44歳／情報・IT）

相手のことを知り過ぎたことが原因の沈黙と興味が無くなったことが原因の沈黙は同じ沈黙でも意味が全然違いますよね。

■行きたい所がない
・デートのプランが底を尽きる／行くところがなくてゲーセンに行ってました（男性／33歳／機械・精密機器）
・デートに行く場所がいつも同じ／毎度、同じパターンのデートになるから（男性／39歳／情報・IT）

この意見は特に男性に多かったです。デートプランを考えるのって大変ですよね。

■ふと我に帰ると
・相手のいい所より悪いところのほうが目につくようになったとき／最初は欠点も含めて大好きだったけど、1年もすると食べ方の癖や口癖など全てにイライラするようになってしまった（男性／25歳／商社・卸）
・相手の悪いとこがやたらと目に付くようになった時／好きだといいとこしか目につかないから（女性／38歳／人材派遣・人材紹介）

相手の全てが好きだったはずが、ふと我に帰ると、無性に気になり始める部分ってありますよね。

■その他
・一緒にいても彼女が楽しそうではないとき／話を振っても、一言しか帰ってこなかったりするから（男性／33歳／学校・教育関連）
・メールの絵文字の使用頻度がとても少なくなる時／明らかに殺風景な文章のときやはりあまりコミュニケーションが取れていない（男性／33歳／機械・精密機器）
・相手の前で平気でおならをするようになったとき／相手への気遣いができなくなっているようです（男性／48歳／建設・土木）
・デートに行くときに特別オシャレしたりしなくなったとき／はじめの方は服装もメイクも気合い入ってたが、だんだん日常化されてくから（女性／30歳／機械・精密機器）
・休日の予定を彼氏よりも自分の趣味優先にしようと思い始めた時／最初のうちは休日は出来るだけ彼氏と過ごしたいと思っていたのにいつの間にかそんな気持ちも薄れているから（女性／25歳／団体・公益法人・官公庁）
・「好き」と言われて何も反応できなかったとき／好きじゃなくなったのかな？と自分の気持ちがわからなくなる（女性／29歳／学校・教育関連）
・いちゃいちゃしたくなくなったとき／好きな気持ちが薄れて触られるのが面倒に感じてしまった。むしろ気持ち悪く感じるときすらあった（女性／32歳／建設・土木）

どれもこれも友達から相談されたら、「それって倦怠期だよ」って即答できそうな回答ばかりですね。なかには、もう別れた方がいいのでは？ と心配になる回答も。

いかがでしたか？ 一概に「倦怠期」と言っても様々なパターンがありましたが、根本の原因は、やはり「慣れ」ではないでしょうか。いつまでも出会ったころの初々しい気持ちでいるのは難しいかもしれませんが、たまには付き合いたての頃を思い出してみるのもいいかもしれませんね。

文　吉住一茂
調査期間：2015年8月
アンケート：学生の窓口調べ
集計対象件数：社会人234件(ウェブログイン式)