「SLAM DUNK」の湘北高校VSライバル校の感動的な名試合5選

学生の窓口編集部

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漫画『SLAM DUNK』は、バスケットボールをよく知らない人が読んでも熱くなれ、感動できる作品です。SLAM DUNKには数々の名試合があります。有名な安西先生の「あきらめたらそこで試合終了だよ」という名言も試合中に登場した言葉です。そこで今回は、名言がいっぱいに詰まった「SLUM DUNKの感動的な名試合」をご紹介します。

■主役も脇役も魅力的! 主人公・桜木花道の所属する湘北高校の対戦校

●対 海南大附属高校戦(神奈川県 県大会 決勝リーグ初戦)

ゴリこと赤木剛憲は、湘北高校の3年生でキャプテンを務めています。湘北高校は弱小チームでしたが、今年のチームに赤木は期待をしていたのです。試合前に赤木は、控室でチームメイトに「この3年間、決勝リーグで海南と戦うことを夢見てきた」と語り、試合に臨みますが、試合の途中ジャンプ後の着地に失敗。足を負傷してしまいます。

いったん試合から抜けた赤木は、マネジャーに連れられ控室に戻ります。そこで足を見せるのですが、とても試合ができる状態ではありません。赤木はテーピングを巻いてくれとマネジャーに催促し試合に戻ろうとしますが、このけがでは無理だと反対されてしまいます。

「骨が折れてもいい。歩けなくなってもいい。やっとつかんだチャンスなんだ!」と赤木は感情をマネジャーにぶつけます。控室のドアの前で一部始終聞いていた桜木花道が「打倒!海南!」と、中の2人に聞こえるように叫んで走り去ります。普段は赤木に対してゴリと呼び捨てにしている無礼な桜木が、先輩の思いをくむこのシーンには泣けます。

●対 豊玉高校戦(インターハイ 一回戦)

バスケ部に力を入れている豊玉高校は、インターハイでベスト8までの結果しか出せなかった監督・北野を解任させ、新監督を呼び寄せました。そのため北野を慕っていた選手たちは、新監督の言うことを聞きません。普段は悪ぶっている豊玉の選手たちですが、ベスト4に入れば北野を呼び戻せると信じ試合を戦うのです。

相手チームのエースを反則行為でつぶすことから「エースキラー」という異名がある豊玉高校の南烈(みなみつよし)。南は、湘北高校のエース・流川楓をつぶしにかかります。しかし、南は反則をすることに罪悪感を感じ葛藤していました。南は、流川に反則を仕掛けた際に、自らも負傷し意識を失ってしまうのです。目を覚ますとそこには試合を見に来ていた北野がいました。

北野は南に、現在も小学生にバスケを教えていて前向きにバスケに取り組んでいることを話し、「楽しんでバスケをやっているか?」と問いかけます。南はその言葉を聞いて、北野から教わった楽しむバスケを思い出し、仲間と共に湘北と戦います。豊玉戦は、恩師との絆を感じさせられる感動の試合です。

●対 翔陽高校戦(インターハイ予選 県大会 決勝リーグ進出を懸けての一戦)

湘北高校の三井寿は、中学バスケではMVPを取った選手です。しかし高校では、いっとき不良の道に足を踏み入れてしまいブランクがありました。試合前に個室トイレに入っていると、偶然自分の悪口を聞いてしまいます。「今の三井は大したことない」といったことを言われ、個室を飛び出しますがトイレには誰もいません。

試合が始まり、三井の悪口を言っていたのは翔陽高校の長谷川一志だと分かります。長谷川は中学のときに三井と対戦したことがあるのですが、彼にボロ負けしました。しかし、今のブランクのある三井に3年間努力してきた自分が負けるわけない、と勝負を挑みます。

「5点以内に抑える!」と三井に宣言する長谷川の姿は格好いいです。花形や藤間などスター選手がいる翔陽の中でも目立たない選手ですが、3年間練習しレギュラーを勝ち取った長谷川から学ぶことはたくさんあります。この試合の回を読んでいると、自分も努力しようと思えます。

●対 陵南高校戦(決勝リーグ インターハイの切符を懸けた最終戦)

湘北高校の小暮公延は、3年生でありながらも控え選手です。小暮も赤木と共に部活を頑張り、全国大会に行くのを夢見ていました。陵南戦の前に、レギュラーが練習しているところに「何かできることはないか?」と居ても立ってもいられず、手伝いに来たりもしていました。

試合当日はベンチスタートで、試合を見つめていた小暮でしたが、試合終盤になりチャンスが訪れます。三井がスタミナ切れで倒れ、代わりのメンバーとして出場するのです。桜木が相手のボールをカットし奪ったところで、湘北エースの流川がパスを要求しますが、桜木は小暮の方にボールを流します。

小暮の手から放たれたボールは、ふわりときれいな弧を描きネットに落ちます。そのシュートは紛れもなく3年頑張ってきた集大成です。このシュートが湘北高校の勝利を呼び寄せ、念願のインターハイの切符を手に入れました。小暮の見てきたバスケ部の苦労が回想シーンとして挿入され、読者の涙を誘います。

●対 山王工業高校戦(インターハイ二回戦)

主人公・桜木と流川は事あるごとにけんかをして問題児の2人として描かれているのですが、2人とも経験の差はあれどバスケットボールに対しては本気です。自称・天才の桜木は、そうは言いながらも努力し短期間でものすごい上達をしています。流川は、スタープレーヤーで本当の天才ですが、個人技に走る傾向があります。

互いに意地の張り合いを続け、協力をすることはなかったこの2人が山王戦で見せてくれます。試合の終わる数秒前、山王とはワンゴール差の得点で湘北が負けていました。両チームの激しい攻防がしばらく続いていたのですが、湘北のエース・流川楓にボールが渡ります。いつもの流川なら個人技に走りパスすることはありません。

流川がふと横を見ると桜木がいて、パスを要求するのです。流川はいちかばちかボールを託し、桜木はシュートを打ちます。見事に決まったそのシュートのおかげで湘北高校は勝利しました。シュートが入った瞬間は感激です。この瞬間に感動を覚えた読者も多いのではないでしょうか?

いかがでしたか? SLUM DANKはキャラクターの背景がしっかりと描かれているため、主役・脇役を問わず感情移入して読めます。感動的な名場面がたくさんある作品なので、読んだことのない人はぜひ読んでみてください。

(吉田ハンチング@dcp)

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