【偉人の学生時代】実は借金大王!? 野口英世の若かりしころのエピソード

学生の窓口編集部
2015/12/09
授業・履修・ゼミ
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日本の細菌学者・野口英世。黄熱病や梅毒の研究で知られ、ノーベル生理学・医学賞の候補にも何度も名前が挙がった偉人です。さてそんな医学において輝かしい足跡を残した野口英世ですが、実はめちゃくちゃなエピソードも数多くあるのです。今回は、偉人・野口英世の若かりしころのエピソードを紹介します。

■借金に女遊び……偉人の意外な顔

●恩師らからもらった滞在費を遊びで使い切る

野口英世は20歳のときに「医術開業試験」を受けるために上京。このとき、小学校時代の恩師から10円(現在の価値で約20万円)を受け取ります。さらに、他の人からも餞別(せんべつ)をもらい、合計で40円(現在の価値で約80万円)もの大金を持って上京することになりました。しかしわずか2カ月足らずでお金は底を尽きます。旅費や滞在費にも使いましたが、実はそのほとんどをお酒、女遊び、ギャンブルで使い切ってしまったのです。

●知り合いを昇進させてそこから援助を得る

滞在費を使い切ってしまった英世は、下宿からの立ち退きを迫られます。困った英世は、高山高等歯科医学院(現:東京歯科大学)で講師をしている知人の血脇守之助を頼り、寄宿舎に泊めてもらうことになります。英世は血脇にお金の援助を求めますが、月給4円の血脇は援助できないと拒否。しかし、諦めない英世は血脇に助言を与え、上司と昇給の交渉をさせます。これが成功し血脇の給料は月7円にまでアップ。英世は多額の援助を受けることになります。

●さらに援助金で遊びまくる

血脇に助言を与えて昇進させ、援助を得るという離れ業を行っていた英世。次は済生学舎(現:日本医科大学)に通う学費を血脇に求めます。このときも英世は血脇に秘策を与え、なんと血脇は病院の経営を任されるようになります。予算を自由に使えるようになった血脇は、英世に月15円もの大金を援助。しかし英世は月15円の援助を遊びに使いまくってしまいます。これを知った血脇は、すぐに使い切ってしまわないように、5円ずつの3回に分けてお金を渡すことにしたという話もあります……。

●自分の自堕落な生活そっくりの小説を知って驚く

援助を受けては遊びほうけ、お金がなくなったら友人に無心をして……というめちゃくちゃな生活を送っていた英世。あるとき友人から『当世書生気質』という本を紹介されます。この本を読んだ英世は驚きました。これは「田舎から出てきた医大生の野々口精作が女遊びにハマり自堕落な生活を送る」という物語ですが、これがあまりにも自分にそっくりだったのです。また野々口精作という名前が、自分の名前(当時は野口清作という名前だった)に似ていることも驚いた要因でした。

●小説の主人公がそっくりなのが嫌で改名

『当世書生気質』の主人公と名前が似ていること、また同じような自堕落な生活を送っていた英世は、この主人公のモデルが自分だと思われるのを嫌って改名を決意します。しかし戸籍名の変更は簡単ではありません。そこで自分と同じ「清作」という名前の男性を見つけ、自分の実家の近くの「別の野口家」へ養子に入れます。同じ村に「野口清作」という人物が2人いることになり、英世は「これでは紛らわしい」と主張。これにより、無事に「野口英世」へと改名することに成功するのでした。

●留学資金を遊びで使い尽くす!

アメリカへの留学を希望する英世は、知人たちから合計200円のお金を借ります。それだけでなく、医師を志す女子大生・斉藤ます子と婚約し、婚約持参金(結納金)300円を得て合計500円(現在の価値で約1,000万円)もの大金を手にします。しかしそのお金を芸者遊びに使ってしまい、わずかに20円しか残りませんでした。話を聞いた血脇はさすがにあきれましたが、英世の才能を信じて300円の借金をして渡します。このお金で英世は無事にアメリカへと留学できたのです。

●婚約者を無視して血脇に支度金を返させる

アメリカへと渡った英世の元へ、婚約者の斉藤ます子やその父・斉藤文雄からたびたび結婚の催促が届きます。しかし英世は「研究で帰れない」など、適当な返事でこれをかわし続けました。相手から破談を申し出るように画策していた、という話もあるそうです。結局、この婚約は破談になり、婚約持参金の300円は血脇が返済したのでした。結婚詐欺のような話です。英世は婚約破棄から6年後に、アメリカ人女性と結婚しています。

偉人・野口英世の若かりしころのめちゃくちゃなエピソードを紹介しました。今回紹介した以外にも、支度金などを遊びで使い込んだエピソードが幾つもあります。大きな足跡を残した偉人も、今学生の皆さんと同じ20代前半のころにはめちゃくちゃな生活を送っていたのです。それでも援助する人が出てくるというのは、それだけ英世の才能を信じていた人が多いということですよね。

(中田ボンベ@dcp)

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