浅草に旅行するなら絶対行きたい! おすすめ人気観光スポット14選 3ページ目

編集部:はまみ

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◆お祭り(ほおずき市、羽子板市、朝顔市など)

浅草は毎日がお祭りのような賑やかな街ですが、季節ごとのお祭り、行事も盛んで、江戸情緒を今に伝えるものから、新しく発展してきたものまで、一度は訪れてみたいものがたくさんあります。

浅草を代表して、今も、昔も、江戸っ子を熱狂させる祭りといえば、何と言っても毎年5月におこなわれる「浅草三社祭」です。いなせなハッピ姿の男衆や、粋な化粧にキリッとした鉢巻姿の姉さんたちが、威勢よく掛け声を上げながら、御輿(みこし)を担いで各町会を練り歩き、夕刻に浅草神社へ戻る「宮入り」となります。祭りが行われる3日間で例年150万人の人出です。

浅草に夏の訪れを告げるのは、毎年七夕の3日間に開催される「入谷朝顔市」です。「入谷鬼子母神」を中心に言問通りに120軒の朝顔業者や100以上の露店が並ぶので、「浅草朝顔市」とも呼ばれます。日本最大の朝顔市として、例年約40万人もの人が訪れます。

朝顔市が終わると後に続くのが「ほおづき市」です。この日にお詣りすると四万六千日分に相当するということで、江戸時代からこの日のお詣りが盛んでした。この日、浅草寺境内は120店の「ほおずき屋」、その他100店の売店で埋まり、夜を徹して市が続きます。

打って変わって、もう一つすっかり浅草の代名詞ともなっているのが、8月に行われる「浅草サンバカーニバル」です。昭和30年代後半から40年にかけて、当時の内山台東区長と浅草喜劇俳優の故・伴淳三郎氏が、浅草の新しいイメージを作ろうと、サンバカーニバルを提案。これをきっかけに、サンバカーニバルが誕生しました。新しもの好きは浅草っ子の気質です。全国各地からサンバチームが集まり、豪華な衣装を身につけ、華やかなダンスを競い合います。

11月に入ると酉の日に各地の寺社仏閣で「酉の市」が行われます。浅草は、「おとりさま」として親しまれる「鷲神社」境内で、東京で最大規模の酉の市が行われます。江戸時代から開運招福、商売繁盛を願って続く酉の市では、歌舞伎や時事ネタを題材にした、豪華な熊手を売る店が所狭し並び、威勢のよい掛け声が飛び交います。

12月中旬になると、その年を締めくくる歳の市として行われる「羽子板市」が開かれます。江戸期、その年の当り狂言の人気役者の羽子板が並ぶ浅草観音の羽子板市には、江戸中の女性が殺到したと言われます。また、羽根は生まれた児が邪気をはねのけ、すこやかに育つ事に通じるということから、昔から女児の出産には必ず羽子板を贈る習わしがありました。

http://www.e-asakusa.jp/event/1508_sanba.html

◆スカイツリーの眺め

「スカイツリー」ができてから、浅草には新しい楽しみが加わりました。スカイツリーのビュースポットを探すことです。とにかく高さが643mとハンパじゃない高さのスカイツリーだから、あまり近づきすぎると全景は画面に入りません。

浅草からならタワーの全景はもちろん、日本の伝統的な街と最先端のタワーを一緒に撮影できることから撮影スポットとしてもおすすめです。おすすめは、東京メトロ銀座線、東武線浅草駅を付近。スカイツリーとアサヒビールのオブジェが一緒に撮影できる大人気スポットです。また、吾妻橋や言問橋付近からは、迫力のスカイツリーが眺められます。雷門とスカイツリーは一緒には写らないのですが、浅草寺の境内に入り宝蔵門まで行けば、赤い門とスカイツリーを一緒に撮ることができます。隅田川越しに見るスカイツリーです。しかも隅田川沿いにはテラスのあるカフェがあったりして、デートにもおススメです。

浅草からスカイツリーまでは1kmちょっと。15〜20分あれば歩くこともできます。雷門から吾妻橋を渡ってから浅草通りを直進するか、隅田川沿いを歩いて言問橋を渡っていくか、どのルートからでもスカイツリーが目印になるので迷うことはありません。自分自身で気に入ったビュースポットを探しながら、歩いてみるのもいいでしょう。隅田川を運行する水上バスで、水辺から眺める「スカイツリー」。特に見る側が動いていくので、遠近感や周りの建物との対比で移り変わる風景もまたなかなかのものです。

各ポイントから見えるスカイツリーは、天候、時間、季節によっても、さまざまに表情を変えます。また、日没頃から23時まで毎日行われるライトアップは、青系の「粋」や江戸紫系の「雅」、その他、記念日や各シンボルカラーなどさまざまなバリエーションがあるので、何度行っても飽きることはないのです。

■住所:東京都墨田区押上1-1-2
■交通:「浅草」より東武スカイツリーラインで3分「とうきょうスカイツリー」駅
http://www.tokyo-skytree.jp/floor/1st.html

◆墨田公園

「墨田公園」は、隅田川東岸に沿った旧水戸藩邸の庭園を生かして整備されていった公園。1931年に開園しています。江戸時代から「墨堤の桜」として親しまれてきた桜の名所としてよく知られていますが、実はここ、江戸時代に8代将軍・徳川吉宗の発案で、桜を植えたのが始まり。

吉宗が、上野、飛鳥山とともに、この場所に、庶民も花見が行えるようにと開放したという由緒あるものです。市井の声を聞こうと目安箱を設置するなど、享保の改革の一環として、江戸庶民のために桜をせっせと植えていたといいます。おかけで現代人まで楽しめるのだから、名君だったと言えそうです。

岸の両岸は台東区・墨田区のそれぞれが管轄。台東区側はソメイヨシノが中心で、墨田区側はそれに加えてシダレザクラも見られますが、見どころは、桜橋から吾妻橋までトンネル状に桜が続く墨堤桜並木。隅田公園内の桜はすべて合わせると1,000本にもなろうかというスケールです。また、隅田川に架かる吾妻橋から桜橋の約1kmにわたる「隅田川の千本桜」も見事。屋形船や水上バスからもぜひとも眺めてみたいところですが、シーズンにはなかなか屋形船の予約は困難なのだそうです。

■住所:東京都 墨田区 向島1・2・5丁目
■交通:東武伊勢崎線・東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩約5分
http://www.city.sumida.lg.jp/sisetu_info/kouen/

◆江戸下町伝統工芸館

全部で23区ある東京の区の中でも、浅草のある台東区は最も面積の小さな区です。その台東区には、江戸の昔から工芸品を手がける工房や、神社仏閣の増改築・修復に関わる大工職人・指物職人なども多くいます。つまり、台東区は職人が培った伝統産業の「モノづくり」の町なのです。

平成9年オープンした、ここ「江戸下町伝統工芸館」は、そうした下町の歴史と風土の中で育まれ、受け継がれてきた伝統技能を伝える職人さんの手による、優れた伝統工芸品を集める展示館。展示品はどれも量産製品からは感じとることのできない暖かな温もりを感じるものばかりです。

《常設展示と企画展》
東京桐たんす・江戸指物・江戸簾など、約45業種350点余りを常設展示。江戸べっ甲展や江戸手描提灯展などジャンルを絞っての「作品展」も、年に数回催されます。

《製作実演》
毎週土曜日・日曜日には職人による「製作実演」を実施。長年培われてきた伝統の技を、実際に見ることができます。そのほか「ビデオコーナー」には製作工程を解説したビデオも30タイトルほどあります(ビデオは貸出可能)。

《手作り教室》
事前申し込みが必要ですが、職人を講師に迎えた「手づくり教室」を開催しています。職人が使用するものと同じ材料を使い、オリジナルの工芸品にチャレンジしてみることができます。

「江戸下町伝統工芸館」の場所は、日本最古の遊園地「花やしき」のすぐそばにある、浅草ひさご通り商店街の中ほど。大きく「匠(たくみ)」と書かれた「江戸下町伝統工芸館」の目印の幕は、ひときわ目立つので遠くからでもすぐ見つかります。

■:台東区浅草2-22-13
■:つくばエクスプレス線「浅草駅」から徒歩5分
https://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/shigoto/jibasangyo/kogeikan/


◆合羽橋

雷門から西に進み、「浅草寺」や「花やしき」を横目に見て、めざすは合羽橋北の信号。北の言問通りから南の浅草通りあたりまでの南北の通りが、「かっぱ橋道具街」です。約800m の道に170店を超える店舗が並び、プロも「ここで揃わないものはない」というほど、飲食・厨房用品に関する専門店が軒を連ねる問屋街なのです。

実は、かっぱ橋道具街の歴史は古く、明治末期から大正初期くらいに古道具店が集まり始めたのがはじまりです。料理飲食店器具が中心となったのは、第二次大戦後のことです。とにかくその品揃えはすごく、世界でも珍しいといわれています。お店によっては、「コレっていったい何に使うの?」という、プロの道具もあって興味津々です。

なんといっても人気は「食品サンプル」の店。ホンモノの見紛うばかりの精巧なサンプルのストラップ、スマホスタンドに業務用食品サンプルなど、とにかく迷ってしまいます。現在、主に材料として使われるのは、シリコンなどの劣化しない材料ですが、ここには昔ながらの蝋(ろう)で作る食品サンプルを作る店もあります。1932年に創業した老舗で『元祖食品サンプル屋 イワサキ・ビーアイ 合羽橋ショールーム』では販売だけでなく、ろうを使った食品サンプル製作体験ができます。制作体験は1回20名まで対応が可能です(要予約)。

■住所:東京都台東区松が谷
■交通:営団銀座線「田原町」駅より、徒歩約5分。
http://www.kappabashi.or.jp/

いかがでしたか? 今回ご紹介した以外にも、浅草には東京の古き良き街の情緒を楽しめるスポットが満載。外国人観光客が多いイメージの浅草ですが、日本人のあなたも今一度浅草のスポットを訪れてみてはいかがでしょうか。

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