上野を観光するなら絶対行くべき! おすすめ人気スポット12選 5ページ目
いつの間にか時代が変わった、風景が変わった、と感じるのは、やはりこういうケースかもしれません。最近、上野公園では東京都美術館もリニューアルして、カフェもできるなど、少しずつ充実していますが、2012年の9月に、上野駅を降りてスグの「西郷会館」も、それに歩調を合わせるように、新しく「UENO3153(さいごうさん)」というグルメスポットに生まれかわっていたのです。ふだん東京に住む人にとってもそうでしょうけれども、たとえば、以前、修学旅行で上野に来て「西郷会館」で、東京土産のペナントを買ったことがあるという人や、レストラン「聚楽台」で会社の帰りにビールを飲んだりしたことのある人にとっては、アレ変わったなあという感じを受けることでしょう。上野の玄関口がリフォームされたような印象です。
新しく生まれ変わった「UENO3153」の外観は全面ガラス張りの斬新なデザイン。敷地に沿ってちょっと「くの字」になっているあたりや、西郷隆盛像の建つ地面と一体化した屋上などは面影を残していますが、全体としては素晴らしい変貌ぶりです。屋上庭園、つまり公園の地面と一体になった部分には西郷さんが仕えた島津藩の別邸・仙厳園をイメージし、鹿児島から取り寄せた植物が植えられているコダワリもなかなかなのではないでしょうか。
ウレシイのは、上野公園に集客力のある施設が集まっているわりには、近くに立ち寄れる飲食店が少なかったのが、いっきにこの新しいグルメスポット「UENO3153」でその課題が解決されていること。地上3階から地下2階まで、人気店の『海鮮料理 薩摩魚鮮UENO3153店』、『上野精養軒3153店』、『ペッパーランチダイナーUENO3153店』、『牛たん とろろ 麦めし ねぎし』、『叙々苑』、『ファミリーマート』、『L'UENO』、『銀座ライオン』、『下高井戸旭鮨総本店上野公園西郷会館B1店』、『鳥良上野駅前店』の9店(+コンビニ1店)が入り、上野でのお食事ジプシーの空腹を救ってくれます。
<観光>
■住所:東京都台東区上野公園1
■交通:JR「上野」駅下車スグ
http://ueno3153.co.jp/
◆上野のおすすめ観光地12 東京都美術館
東京都美術館では、平成24(2012)年のリニューアルを機に基本方針を次のように定めています。まず、大テーマでは、「新しい価値観に触れ、自己を見つめ、世界との絆が深まる「創造と共生の場」を築き、「生きる糧としてのアート」と出会う場。人びとの「心の豊かさの拠り所」となる美術館」。そのテーマに沿っての役割では、(1)交流の場となり、新しい価値観を生み出す。(2)芸術活動を活性化させ、鑑賞の体験を深める。(3) 伝統を重視し、新しい息吹との融合を促す。(4) 世界と日本の名品に出会える美術館。を定め、さらにそれらを実現するための4つの事業の柱では、(1) 特別展や企画展など、見る喜び、知る楽しさを提供する「展覧会事業」。(2)東京藝術大学と連携して行うアート・コミュニケータの養成やワークショップの実施など、 交流による新たな可能性を探究する「アート・コミュニケーション事業」。(3)公募団体やグループと連携し、つくる喜びを共有する「公募展事業」 。(4)アートラウンジや美術情報室、ミュージアムショップ、レストラン等、訪れる楽しさを充実させる「アメニティ事業」 を企画。その中でも、コミュニケーション事業を重視し、鑑賞だけでなくそれを「体験」としてより深めるために、(1)スクール・プログラム。(2)ファミリー・プログラム。(3)大人プログラム。(4)アート・コミュニケーション・ラボ。(5)アクセス・プログラム(障害のある方むけのプログラム)。(6)インターンシップ。(7)コミュニティ・プログラム(地域との連携) の7つを推進していく計画です。
これらに基づいて今、「東京都美術館」では、一般から「美術館にあったらいいな」を募集し、東京芸術大学と協働して進めていく「とびらプロジェクト」など、ワークショップ活動が盛んに行われています。パパママデーや放課後ミュージアム、夜間開館日なども市民に好評。こうした試みで、「東京都美術館」はアートの世界をもっと庶民に近づけてくれるかもしれません。
<観光>
■住所:東京都台東区上野公園8-36
■交通:JR「上野駅」公園口より徒歩7分
http://www.tobikan.jp/index.html
Japan Publishing Network