和洋中全ておすすめ! 中目黒の絶品ディナーが食べられるお店15選! 3ページ目
◯中華そば むら田
駅から少し歩いたところにあり、バス停は目の前にあるこちらのお店。
しかし、舌の肥えた人が多く、そして多くの飲食店が存在する中目黒というこの街で、昼夜問わず人気を集める中華そば店には、ちゃんとその人気の秘密があるのです。
うまみ成分を補うために頼ったりしがちな、化学調味料を一切使わない、いわゆる無化調で作られるスープは、醤油のまろみとうまみが詰まった琥珀色。カエシには茨城の柴沼醤油のシャープな切れ味の「紫峰の滴」。そして芳醇なうまみの「お常陸」を使用していて、このお醤油、実は火入れも調整もしない超特撰クラスとして扱われる、生醤油なのだそうです。さらに、そこに岐阜の三年熟成本みりんや、陳五年紹興酒貝柱というような乾物のブレンドが加わっているそうで、滋味深いうまみの奥行きの理由がここでわかります。
そして、ベースのスープは岩手県産の鶏の首ガラを主体にじっくり炊き出し、追い鶏節でうまみを追加した清湯スープに、鰹節など7種の魚介の出汁を重ねたものです。クッキリと輪郭のあるスープの美味しさは、これが土台となっているからなのでしょう。塩分感も程よく、ついつい飲み干してしまうほどです。
さらには麺にもこだわり、福島にある羽田製麺製の麺を使用されています。スープとの相性も、北海道産の小麦をメインに天然水を使って作られた、滑らかさとコシのある食感を合わせ持つ上質な中細麺ですから、抜群です。
トッピングのひとつひとつにもこだわりは行き届いており、チャーシューは提供の直前にひと炙りしてくれたり、一枚のナルトに至っても甘みが感じられるこだわりのものがのっていたりと、研究に研究を重ねられた一杯(中華そば\750・写真は味玉そば\850)は、ほっとする美味しさとハッとする美味しさを兼ね備えています。ディナーにはもちろん、お酒の後にも染みる滋味深いうまさの一杯です。
<店舗概要>
東京都目黒区中目黒2-7-14-103 ニックハイム1階
Tel 03-3719-8425
[火~金] 11:15~15:00/18:15~22:00
[土・日・祝] 11:15~16:00
定休日 月曜(月曜が祝日の場合は翌日)
◯ここら屋
独身の方、一人暮らしの方、そういった方にとってピッタリのディナーを食べることができるお店をご紹介しましょう。毎日毎日、忙しく仕事をしているため会社と家の往復であったり、学生さんならば学校とアルバイトと……となると、なかなか家に帰ってから、自炊をしようという元気もないことが多いと思います。さらに、実家に住んでいればそこにお家のご飯が待っているかもしれないものの、一人暮らしの場合にはそんなことはなく、わざわざひとり分材料を買って時間をかけて自炊するくらいなら……となり、結果的に外食や弁当などに頼りがちです。
しかしそんな日々が続くと、どうしても恋しくなるのがお家で食べるようなご飯ではないでしょうか。こちらのお店はそんな家庭的な料理、でも少しお上品で洗練された、季節感や旬を感じられる京都の食材を使った、いわゆるおばんざいを食べさせてくれるお店になります。
京都と言えばやはり特筆すべきはお出汁でしょう。関東の鰹感が強いお出汁も良いのですが、こちらの厚揚げを炊いたんといったものや肉じゃがなどの煮物料理からは京風の品良いお出汁の香りが感じられて、味醂の効かせ方を含めて本場の味を感じられます。ボリューム満点の出し巻き玉子も、ひと口頬張れば塩味も甘味もほどよく、それを全て包み込むお出汁がジュッと口中に溢れだします。
さらには、てっぱえという九条ネギのぬたや、緑賀茂ナスとトマトのバター醤油炒め、といった東京ではなかなか出会うことのできない、珍しい京野菜を使ったお料理も色んな種類を楽しめるので、食べたことのない京野菜にチャレンジしながら、知らず知らず健康的にお野菜を美味しく頂くことができます。
また、ここら焼きという店名を冠した看板メニューは、京豆腐と山芋たっぷりのお好み焼きの様なルックスで、ふわふわな食感がクセになる一品なのでおすすめです。お酒との相性もばっちりですよ!
店内の様子がよく見える安心で綺麗な外観ですし、最近あったかいご飯食べてないな……と思いあたる節があったり、また関西の優しいお出汁の味に触れたくなった時には是非訪れてみてください。
<店舗概要>
東京都目黒区上目黒1-20-2 加藤ビル1F
Tel 03-3713-2488
営業時間 18:00~24:00
定休日 不定休
◯屋根裏のパリ食堂
みなさんはディナーにフランス料理、しかも場所は中目黒、と聞くとどんなイメージを思い浮かべるでしょうか? おそらく、お高いコース何種類かと、これまたお高いワインが揃った、ナイフとフォークの使い方にも厳しそうなレストランを想像される方も多いのではないかと思います。
もちろん記念日のような特別な日にはそういったフォーマルなお店も良いのですが、日ごろだって気軽にフランス料理とワインを楽しめたら良いと思いませんか? そんなフランスの風を気軽に感じられるお店が、こちらのお店なのです。
また来ちゃった、と言えるような肩ひじの張らない、でも美味しさは本物のフランスお惣菜に合わせるのは、自家製のパンとデイリーワイン。お店のコンセプトも、パリにあるようないつもの風景の食堂ということで、明るく活気に溢れています。
そしてこちらのお店でのおすすめは、なんといっても、これ。
パリ食堂名物の殻付き牡蠣でしょう。新鮮な宮城県石巻市生まれの、新昌というブランド牡蠣を、ヴァプールと呼ばれる低温で蒸す調理を施すことで、うまみや牡蠣本来の甘味が最大限に増幅された、最高の一品になっています。もちろんワインとの相性も抜群です。
またロケーションも良く、建物の三階にあり、まさに屋根裏の隠れ家といったこちらのお店には、気持ちの良いテラス席まであります。
今夜は少しワインを傾けたいな……なんてときには、本格的な味なのに気軽に楽しめてしまうこちらで決まりです。
<店舗概要>
東京都目黒区青葉台1-17-2 青葉台117ビル3F
Tel 03-3770-7052
ディナー 18:00~24:00
(ラストオーダー/フード23:00 ドリンク23:30)
ランチ 日・祝のみ/12:00~15:00(ラストオーダー14:30)
定休 不定休
◯香食楽
なるべく健康でいたい。これは誰しもが願うことだと思うのですが、その一方では美味しいものもいっぱい食べたい、と思う気持ちも誰もが持っているものだと思います。その結果、芸能人やモデルさんはストイックな食事制限をしていたり……皆さんも、好きなものを好きなだけというわけではなく、健康のために食事のバランスや量、色んなことを考えたり、時には我慢をすることもあるでしょう。
そんな、健康と美味しいものをいっぱい食べたいという食欲、この相反しそうなものを解決してくれるミラクルなカレーが、こちらにお店にはあるのです。
香食楽さんのカレーのベースは、現代の栄養学と、中国における薬膳学のふたつを生かして、全部で27種類ものスパイスやハーブ、さらには漢方の素材までもをオリジナルの分量で調合した、秘伝の合わせスパイスと、それに合わせるのは、たくさんの野菜と鶏ガラから、ゆっくりと手間暇をかけてとった優しいうまみの詰まったお出汁です。
そしてこれまた手間暇かけて飴色まで炒めた玉ねぎに、12種類の野菜や果実を溶け込ませたルーも合わさることで、化学調味料や市販のルーは一切使わない、無化調無添加のオリジナル薬膳カレーが出来上がるそうです。
実に丸5日間かけて作られるという、贅沢な一品です。
そんなこちらのディナーのカレーのラインナップは、かくらカレー¥1,000、黒カレー¥1,200、ベジカレー¥1,300、ハーフ&ハーフカレー¥1,400、ひと口カレー¥650といったもので、あとはそこへのトッピングなどが選べます。
そして誰かと一緒のディナーでしたら、3種カレー盛りがダントツにおすすめです。かくら・黒・べジカレーの3種のカレーに、お店おすすめのトッピングをしてくれたうえに、ご飯まで付いて、\4000なのです。2名以上で取り分けられるため、はじめて訪れた人でも一度に色んな味を楽しめるのは嬉しいですよね。
薬膳というと、苦かったり独特な香りが鼻をついて全然美味しくないし、ご飯もすすまない……ということも多いかと思いますが、こちらのカレーはそんなことはなく、むしろスパイスやハーブで食欲をかき立てられ、ご飯もすすみます。それでもって健康に良いのは嬉しい限りです。
きっと一度訪れれば、あなたもこの美味しい話、誰かにしたくなるはずですよ。
<店舗概要>
東京都目黒区上目黒2-42-13
Tel 03-3710-0299
平日
11:30~16:00 LO
18:00~22:00 LO
土・日・祝日
11:30~21:30 LO ※パーティー、宴会等のご予約の場合は延長可能です。
定休 火曜日(祝日の場合は営業)
◯SOI 7 (ソイナナ)
中目黒銀座商店街から少し入ったあたりの路地にある、こちらはタイ料理のお店。外見は民家のようですが、内装はシックかつお洒落な雰囲気で、少し隠れ家のような大人の趣です。
昼間のランチではガパオライスなんかも人気のようですが、ディナーメニューのおすすめは、やはりこのガイヤーンでしょう。
ガイヤーンはいわゆるタイ風の焼き鳥といったところなのですが、こちらが絶品です。ガーリックを効かせて焼いた、ボリュームたっぷりの鶏の胸肉が縦切りにしてあり、それをスパイスの効いた辛味ソースにディップするのですが、パサつきも無く、むしろパリッと焼かれた皮目やお肉の繊維にソースが染みて、ガーリックとスパイスの華やかな美味しさが口中に広がります。
また、さらなるおすすめのポイントは、このガイヤーンの付け合わせのパパイヤサラダにあります。ピリ辛のソースにディップしたお肉はサラダとも餅米とも、どちらとも相性が良く、シャキシャキのサラダとモチモチの餅米という違う食感を楽しむことができるからです。もちろんいわば焼き鳥ですから、当然お酒にも合いますよ。
他にもパクチーをたっぷりと使った、THE・エスニックと言ったお料理も数多くあるので、中目黒の路地裏から本場タイの美味しさへひとっ飛びするのも、たまには良いかもしれません。
<店舗概要>
東京都目黒区上目黒2-12-7
Tel 03-3760-6620
ランチ 11:30~14:00/土日祝 12:00~15:00
ディナー 18:00~0:00 ラストオーダー 23:30
年中無休(年末年始除く)
◯くろひつじ
中目黒駅から4,5分ほど歩いていき、目黒川のあたりを少し入ったところにある一軒家のログハウス風なこちらのお店。ディナーの時間帯には入り口の両サイドはお洒落にライトアップされていて、入り口上のくろひつじロゴも光っていてかわいいですね。
当然こちらのお店でのおすすめはジンギスカンなのですが、先ほどもお話しした通り、ジンギスカンに対して、単なる焼肉の羊肉バージョンであったり、太ってしまうというイメージをがある場合は、こちらへ訪れれば覆るはずです。
羊肉は体脂肪を燃焼させるカルニチンという成分が多く含まれていたり、羊の脂肪の融点は44℃と人間の体温よりも高いため体内へ吸収されにくかったりと、とってもヘルシーな食材です。そのため、安心してたくさんお肉を頬張れて、なおかつ体脂肪を燃焼する効果があって、太りにくいだなんて、夢のような話ですよね。
そしてこちら頂けるジンギスカンセットのラム肉は、柔らかいのはもちろん筋張ることもなく、独特の獣らしい臭みもあまりありません。またカットのされ方のおかげか、すぐ火も通るためどんどん食べ進められます。焼きたてを色んな薬味やタレと共に頬張れば、ジューシーな肉汁と、お肉を食べているという充足感が口いっぱいに広がります。
そして焼肉との大きな違いはお野菜にあります!
お野菜の定位置は、ジンギスカン鍋のてっぺんではなく、淵。そこでじっくりと焼かれたお野菜へ、鍋のてっぺんで焼かれたお肉から出た肉汁や脂が、鍋の溝を伝ってじんわり染み込むわけです。にくづきに旨いと書いて脂、これが染みたお野菜が美味しくないはずがありません。これは焼肉では食べられない味でしょう。
こだわり七輪のジンギスカン鍋を前にして、豊富なサイドメニューとお肉の部位に頭を悩ませるという幸せ。北海道のみならず、中目黒でのジンギスカン、おすすめですよ。
<店舗概要>
東京都目黒区上目黒1-11-6
Tel 070-5010-2255
【月 ~ 金】 18:00~24:00
【土・日・祝】(Lunch)12:00~16:00 (Dinner)16:00~24:00
定休 年末年始
◯鳥小屋
寒い季節になってくると、必ず誰かとつつきたくなるのは、やはりお鍋ですよね。こちらのお店はそんなお鍋欲を、これでもかと満たしてくれるお店です。
ところで、お鍋といっても色んな種類があるかと思いますが、こちらの看板メニューは、もつ鍋です。
木彫りの大きな看板が出迎えてくれる、三階建てのスタイリッシュなお店で頂ける、そのもつ鍋。火の良く通るステンレス製の専用鍋に、こだわりの醤油スープを張り、新鮮な牛もつ、アクセントになるニンニク片などを入れてから、たっぷりのキャベツで鍋を覆ってしまい、その上にニラを少し乗せ、仕上げには味を引き締める鷹の爪を数片が投入されています。この本場、博多仕込みのこだわり醤油スープは、はじめの口当たりはさっぱりしているものの、あとから凝縮されたうまみがしっかりと追いかけてきます。
鍋は、目の前に到着してから火を掛けてくれますが、そんなに長く待つ必要もなく、およそ10分程度アツアツのもつ鍋が完成します。
とろとろに煮込まれたキャベツと、味の染みたプリプリの牛もつ、そしてもつと野菜から染みだした甘みが足されたスープに、食感に幅を持たせてくれるニラや、ちょっぴり入っているニンニクや鷹の爪も良い仕事をしています。
こうしてたっぷりの具を楽しんだ後には、このスープを余す所なく楽しむために、ストレート麺のチャンポン麺や雑炊セットのオーダーも忘れずに。麺やお米がこのスープをしっかり吸いこんでくれて、最高の締めになります。
また、私の個人的な楽しみ方としては、鍋自体は完成してからも火加減は消えない程度の弱火にしておき、時間が経つにつれてだんだんと煮詰まって濃い味になっていくもつ鍋を食べるのも、お酒のお供にはぴったりなのでおすすめです。
もちろん、煮詰まり過ぎてしまった場合は、こころよくスープを継ぎ足してくださるので、店員さんにお願いしましょう。
さらには、丁寧に仕込まれた鳥料理以外にもこだわりの一品一品があり、ボリュームもばっちりなので、お酒やご飯がすすみます。
寒い季節には当然、暑い夏でも汗をかきながらこちらのもつ鍋でスタミナを補給されてみてはいかがでしょうか。
<店舗概要>
東京都目黒区上目黒2-14-1
Tel 03-3710-6760
[月~土]17:00~27:00(L.Oフード26:00/ドリンク26:30)
[日・祝]17:00~25:00(L.O.フード24:00/ドリンク23:30)
定休 無休
ここまで、中目黒周辺で絶対に行くべきおすすめディナー15選でしたが、いかがでしたか? 中目黒には多ジャンルのお店がたくさん連ねていますので、中目黒でもしディナーに迷ったら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。きっと、素敵な食事とお酒に出会えますよ!