秋に食べたい! おいしいさんまを見分ける方法 2ページ目
最近は、スーパーでもさんまの刺し身が売られています。さんまはデリケートな魚で、水揚げすると死んでしまうため、昔は刺し身にするのが難しい魚でした。しかし、窒素氷が開発されたり、魚を入れる発泡スチロールも改良されたことなどにより魚の保存技術が発達。流通もスピーディーになったおかげで、鮮度を保つことが可能となりました。さんまの刺し身の脂の乗り方を確認する方法もあります。さんまの銀色の部分(皮目)と身の間に白い部分があるのですが、これが脂です。この部分が多いほど脂が乗っているさんまです。
■網にくっつかないさんまの焼き方
最後にさんまの皮が網にくっつかず、こんがり焼ける焼き方をご紹介します。まず生さんまは身崩れしないよう優しく水で洗います。その後水気を拭き、塩をふって20分ほどおきます。20分経ったら塩を洗い流し、もう一度水気を拭き取って、刷毛を使って皮の両面に酢を塗ります。そして飾り包丁を4箇所ほど入れて粗塩を振ります。魚焼きグリルの網にも、刷毛で酢を塗って2分ほど置き、予熱をとります。その後さんまをのせて、弱火で3〜4分、焼色がつくまで焼きます。裏返して再度3〜4分焼きます。こうするとくっつかず、きれいに網から外せます。大根おろしやレモンを添えて頂きましょう。
いかがでしたか? ふだん何気なく買って調理し、食べているかもしれませんが、ちょっとした知識があると、お金をかけなくてもよりおいしく食べられますよ。安くて栄養価があり、おいしいさんまは大学生の強い味方です!今年の秋もおいしいさんまを楽しみましょう。