獣医が教える。犬や猫に食べさせてはいけない食材5品目とは「タマネギ」「キシリトール」

学生の窓口編集部
2015/10/16
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獣医が教える。犬や猫に食べさせてはいけない食材5品目とは「タマネギ」「キシリトール」

「香辛料や塩分が高い食材に限らず、ヒトのために調理された食事やお菓子をペットにあげてはいけないと言われるのには、食品ごとにそれぞれ理由があります」と話すのは、獣医師で動物病院Rire(リール。東京都渋谷区)の橋本理沙院長。犬や猫が食べないように注意すべき食材とその理由について、詳しく聞きました。

■タマネギはスープでも命に関わる

「肉食を中心とした犬や、完全に肉食の猫にとっては体質的に、雑食のヒトの食材を与えると危険な症状が現れることがあります。ペットの数が増える昨今、飼い主以外にも知っておいてほしい情報です」と橋本医師は、具体的に次の食材を挙げます。

(1)タマネギ、長ネギ、ニラ、ニンニク

タマネギに含まれるアリルプロピルジスルフィドなどの成分は赤血球を破壊し、急性の貧血を引き起こします。元気がなくなり、歯ぐきが白っぽい紫色になっている場合は命に関わることもあります。

タマネギと同じユリ科の仲間である長ネギやニラ、ニンニクなども同様の症状が出る可能性が高いです。

タマネギやニンニクなどは、肉類と合わせて調理することが多い食材です。スープやハンバーグなど、合わせて調理されたおかずを食べて症状が出たケースもありますので、注意してください。

(2)チョコレート、ココア

カカオの成分のテオブロミンを食べると、初期症状として血圧が上がり、その後、急激に血圧が下がって心拍数が上がり、昏倒することがあります。特に、カカオの含有率が高いチョコレートは要注意です。

症例としては多くありませんが、少量のチョコレートアイスで体調が悪化した小型犬もいます。体質的にカカオが合わない場合は少量でも危険です。

(3)ブドウ、レーズン

2001年に米国の獣医師らによって、ブドウやレーズンを大量に食べた後に急性腎不全を発症した犬の事例が報告されて以降、研究が進められています。その毒性に関する発表はまだありませんが、その後、同様の事例が数多く報告されており、危険性が高い食品だと考えられています。

急性腎不全を発症すると、ぐったりして尿が出にくくなり、おう吐や下痢、口の中がかなり臭うなどの症状が現れます。

(4)アボカド

アボカドの果実や葉、種子、樹皮には、犬や猫にとって毒となることがあるペルジンが含まれています。アボカドの中毒は、犬や猫の個体によって反応が大きく異なりますが、その原産地や品種によって強い症状が出る場合があるので、「以前は大丈夫だったから」と安心せず、注意が必要です。

特に大型犬の場合は、種子ごと飲み込んでしまう危険もあるため、生ゴミの処理についても気を付けましょう。

また、ウサギやリス、ハムスターなどのげっ歯(し)類、鳥類などの小動物にとっても危険という報告があります。

(5)キシリトール

甘味料の一種のキシリトールは、少量の摂取でもインスリンを過剰に出すため、低血糖になる恐れがあります。最近では、ガムやキャンディー以外にもさまざまな食品に含まれるので、ヒト用の菓子などは肥満対策としてだけではなく、体調管理面からも与えないようにしましょう。

散歩中の犬が道に落ちているガムを食べ、具合が悪くなるケースもあります。また、ガムのようにまる飲みできる大きさの食品は、嗅覚の鋭い犬が気に入った場合、包装したままでも食べることがあるため、テーブルの上などに放置しないようにしましょう。

橋本医師は、次のアドバイスを付け加えます。
「犬や猫もヒトと同様に、体質やアレルギーの症状には個体差があります。少量でも命に関わる場合から、回復が早い遅いなどの事例はさまざまです。いずれにしてもいつもと様子が違う場合は、すぐに獣医師に相談してください」

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