ただ拾って遊ぶだけじゃない? 実は食べれるどんぐりのおいしい食べ方・見分け方

学生の窓口編集部

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子どもの頃、どんぐりを拾った遊んだ人も多いでしょう。ですが、どんぐりって実は食べるとおいしいってご存知でしたか? 種類によっては生で食べられたり、軽く炒ると香ばしくなったり。そんな意外ち奥深いどんぐりに、今回はフォーカスしてみたいと思います。

■縄文時代から食料だったどんぐり

古く縄文時代、どんぐりは人の重要な食料でした。どんぐりは意外なことにとても栄養価が高く、68%が炭水化物、6%がタンパク質で18%が脂肪です。アミノ酸やビタミンAとCも豊富に含みます。ただ、ある種のどんぐりには渋みの強い「タンニン」が多く含まれ、そのままでは食べにくいだけでなく、お腹を壊してしまう原因にも。タンニンの含有量が少なめなのは、ツブラジイ、スダシイなどです。これらのどんぐりは炒っただけでそのまま食べることも可能です。マテバシイは、硬い殻をペンチ等で割れば、生で食べることもできます。

■どんぐりの準備方法

では、そのままでは食べられないどんぐりの処理方法をご紹介しましょう。どんぐりには虫が入っている可能性があるので、数日間水に浸して虫が出てくるようにします。その後、日が当たる場所で数日から1週間ほど乾燥させ、皮むきです。どんぐりはピーナッツや栗と同じように、固い表皮と薄い渋皮で覆われています。よく乾いていると皮が勝手に割れ、むきやすいものもあります。そうでないものには、栗の皮むき用のはさみが便利です。次に、皮をむいて割っていない状態のどんぐりを、土のう袋に入れロープでしっかり縛り、川の流水にさらしましょう。こうすることで苦味成分のタンニンが抜け、アク抜きができます。袋を括りつける場所は、流されてしまわないよう、川の流れの緩やかなところがおすすめです。

■どんぐりクッキーの作り方

しっかり流水にさらしたどんぐりは、アクが抜けて色が白っぽくなっています。今回はそんなどんぐりでつくるクッキーのレシピをご紹介します。まずは、美味しいどんぐりの見分け方です。どんぐりは60gほど用意してボウルに入れた水に浮かべ、浮かんでくるものは美味しくないので取り除きます。沈んでいたものを30分ほど湯でて皮を向き、ミルで細かく挽きます。室温に戻したバター80gと砂糖50gを加えてよく混ぜ、卵40gを加えます。さらに全粒粉100gとベーキングパウダー小さじ1/2もくわえてさっくり混ぜ、薄くのばして一度冷蔵庫で冷やします。冷えたら型で抜いてオーブンシートに並べ、170℃に温めておいたオーブンで15分焼けばできあがりです。素朴な味のクッキーで、下処理などに手間はかかりますが、きっと面白い体験になるはずです。

いかがでしたか?水にさらしてアク抜きしたりするのはけっこう手間がかかりますが、手間ひまかけて何かを作るのも楽しいものです。クッキーの他にもパンに入れたり、こんがり焼くだけでもおいしいですよ。知られざる秋の味覚、栄養も満点などんぐりをぜひ食べてみてくださいね。

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