若者の「○○離れ」が世間でよく言われていますが、「ファッション離れ」もその一つ。とくに男子大生は、決まったファストファッションブランドで買った友だちと同じような服を着ていたり、母親が買ってきた服を着たりと、深刻な現状があるようです。しかし、実際それって若者だけなのでしょうか……? お金に余裕があり、人生経験も豊富なミドルエイジの男性はどうなのでしょうか。40代～50代向けの婦人服を販売している、株式会社DoCLASSEの「夫婦ファッションに関する意識調査」結果を見てみましょう。

Q.夫のファッションに対して不満にもっていることは？

ファッションに興味がない 51.2％
ファッションセンスがない 46.0％
ファッションが古い 28.4％
サイズが合っていない 14.3％
若づくりをしている 7.0％
奥さんに任せきり 18.0％
衣服代が高い 4.6％
その他 12.2％

DoCLASSEの調査によると、「ファッションセンスがない」と奥様から思われている男性は半数ほどもいるようです。いくらファッションに興味がない人でも、身近な人に「ダサい」とは思われたくないですよね。

Q.夫はファッション誌を読んでいますか。

読んでいない 91.4％
不定期で読んでいる 6.4％
定期的に読んでいる 2.1％

また、「ファッション誌」を読んでいるかを質問したところ、夫の91.4％が「ファッション誌」を読んでいないということが明らかとなりました。ファッション誌は美容院で読むぐらい……なのは大学生も変わりなのではないでしょうか？

「妻の約半数が、ファッションに興味がない夫に不満を持つ」 「90％以上の夫はファッション雑誌を読んでいない」とは、中高年男性の「ファッション離れ」はかなり深刻なようですね。次に夫の服を購入するシチュエーションについての調査を見てみましょう。

Q.夫の服を購入するシチュエーションで該当するものをお選びください。

自分の買い物ついでに購入する 21.5％
夫の服を探しに夫抜きで、購入する 19.6％
夫の服を探しに夫と出かけ、購入する 33.4％
夫と一緒に出かけた先で購入する 35.3％
夫が自分で購入する 35.3％

今回の調査からは「服のショッピングは必ず妻と一緒」という「妻頼み夫」が多数存在することが明らかになりました。やはり中高年男性のファッション消費のカギを握るのは「奥さん」みたいです。若者の「ファッション離れ」ももしかしてお母さんが関係しているのかも?!

将来、自分の奥さんから「ファッションセンスがない」と言われたら、なかなかつらいものだと思います。センスを磨くためには、まずはファッションに興味をもつことが大切なのかもしれませんね。そうならないためにも大学生のうちにいろいろなファッションに挑戦してみたり、たまにはファッション誌を読んでみるのはいかがでしょうか。

※調査期間は2015年7月10日～2015年7月19日、DoCLASSEのカタログ会員40代～60代（ミドルエイジ）の女性419名を対象にネット調査。DoCLASSE調べ