「UX改善」にチャレンジ。IT系ベンチャー企業での5日間【私のインターン体験記】 2ページ目
チームで1つのアウトプットを出すことの難しさ
―― 難しかったことは何ですか? またインターン経験で何を得ましたか?
UXは「顧客体験」なので、ひとりひとりが感じるサービスへの不満や、不便さは感覚上のものでしかありませんが、「感じた違和感」を言語化して、チーム内で認識をまとめなければいけません。その上で資料をまとめ、相手に伝える必要があったのですが、難しい作業でした。
それぞれが異なった問題意識を持った状態で検討にあたってしまったため、共通認識を持って議論を進めることができなかったのは反省点です。また、自分に物事を構造化する能力が低かったこと、相手に伝わるように発表することができていなかったことが、個人的に大きな反省点でした。ですが、そういった反省を得られたこと自体がインターンに参加したメリットだと思います。就職活動の本番を前に、自分に足りない部分を自覚できたのは非常に意義のあることでした。
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インターンの内容は企業によってさまざまだが、チームで1つの課題に取り組む内容のものは多い。チームで課題をクリアした喜びは大きいが、黒田さんのように、反省材料を見つけ出し、その後の就職活動に活かすのが大切と言えそうだ。
文●就活スタイル編集部
取材協力●黒田 和也(仮名)
早稲田大学 4年生
学生主体のNPO法人の早稲田支部にて執行部を担当。IT系のベンチャー企業を中心として就職活動をしており、複数のインターンシップに参加。