デキる人が実践してる、就活でのグループディスカッション対策「フェルミ推定」って? 2ページ目
■GDを攻略するためのポイント
それではここで、GDを攻略するために心がけておくべき3つのポイントをご紹介します。
1.GDが始まって、5分以内に発言する
5分経過しても何も発言しない人は、時間が経てば経つほど発言しにくくなります。そのまま一言も発せずにディスカッションを終える人も少なくないそうです。後から話しづらくならないよう、最初にグループのメンバーに存在をアピールしましょう。
2.自分の意見をしっかり持つ
他人の意見に同調しているだけの人というのは、周りから見るとよく分かります。難しいお題を出されても、逃げずに頭で考えること。それを周囲に発信できるということが大切です。
3.ほどほどに指示を出す
普段、議論をまとめることに慣れていない人が下手にグループをまとめようとするとボロが出てしまいます。しかし、GDでチェックされるのは、協調性の有無や統率力があるかなど、ESや面接だけでは分からない対人関係的な部分です。無理に全体をまとめようとはせず「人と上手く話せるか」、また「統率力があるか」をアピールできるかがポイントです!
■就活を終えた4年生からの具体的なアドバイス
ノウハウやポイントは分かってもやっぱり不安なGD。そこで最後に就活を終えた早稲田大学4年生の皆さんからアドバイスを貰いました!
「GDはパターンがあるから、事前に対策しておけば大丈夫!」(政治経済学部・4年女子)
「最初はフェルミ推定という言葉すら知らなかった(笑)。決まった例題や手法が分かっているのであれば、事前にしっかり予習しておくべき」(商学部・4年男子)
「積極性が大事! 発言する内容より積極的に話す姿勢を見られていると思う」(教育学部・4年男子)
「フェルミ推定のほうが、解き方が明確なのでディスカッションしやすかった」(教育学部・4年男子)
就活を控えている人は今後、GDをする機会にたくさん直面すると思います。面接では見ることのできない人間性を探られるGD。これを乗り切るために、事前にさまざまなパターンを想定しておくことが大切なのではないでしょうか。
(文・早稲田大学文化構想学部 井添里砂)