通学は定期券と回数券、どっちがお得?
一般のものに比べ、随分、割安になっている通学定期券。それでも年間を通して考えると、大きな出費になるのは確か。アパート暮らしの学生の中には、部屋選びの際に、通学定期のことも勘案して検討したというしっかり者もいます。そこで現役法政大生に定期券についてアンケートしてみました!
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■週何回学校に行けば定期券は得なのか
「定期券を買っていたのは2年まで。3年からは毎日学校へ行くわけではなくなったのでメリットを感じなくなったんですよね。ただし、試験前の7月と12月だけは購入していました」(現代福祉学部・4年女性)
「4年生になると、そこまで頻繁に学校にも行かなくなるし、回数券を買った方がお得」(社会学部・4年男性)
なるほど、学校に行く頻度に合わせて定期と回数券を使いわけるというのはワザですね。
「週2の登校でしたから、俄然、回数券がお得。小さなことですが、塵も積もれば山となるのことわざ通り、4年トータルで考えるとかなりのコストセーブになりましたね」(経済学部・4年男性)
「乗車距離や鉄道会社によって違うと思うけど、週3日を目安にしている人が多いかな」(法学部・3年男性)
「ネットを使えば定期券代も回数券代も調べられるから、一度は比較検討する価値大だと思います」(経営学部2年男性)
一般的な回数券は10枚綴りにおまけが1枚ついていますから、10パーセント程度の割引きということになります。つまり、大学に週3ペースで通う場合、月に12回の行き来ということになり、なんとか1冊の回数券綴りでまかなったとして、10パーセント程度の恩恵でしかありません。それくらいなら定期券の方が途中下車もできるのでお得感がありますよね。ところが、3、4年になると、週3の授業も出るか出ないか実にあやふや。振り返ってみると、なんだかんだで今月は週1ペースだったということもあったりするので、回数券の方がお得ということも起こってくるようです。
さらに、東京メトロなど鉄道会社によっては、利用できるのは10時〜16時の間と時間を限る代わりにおまけが2枚ついてくる時差回数乗車券というサービスもあります。これを上手に使いこなす猛者先輩もいます。
たとえば1・2限だけ出て帰る場合、行きは普通の回数券を使い、帰りは時差回数乗車券でといったように組み合わせて使うわけです。