学年などで区別されない社会生活で、敬語を使う相手が分かりません

2009/03/19

対人マナー

敬語を使う相手が分かりません。
学生時代は、学年ではっきり区別されているから分かりやすかったのですが、社会人になれば、どうなるのですか?
同期でも年上の人もいれば、先輩にも同い年や年下の人もいると思います。


(建築・土木内定/めりさん/男性)


★沼田さんからのアドバイス


そうですね。年齢や学年で区別しようとすると、確かに社会では迷うことが多くなると思います。

ご質問の通り社会に出ると、年上の同期や同い年の先輩はもちろん、自分のお父さんくらいの年齢の外注先担当者に仕事の指示を出さなければいけないような場合もあります。特に建築・土木関係にお勤めなら、そのような機会も出てくるかもしれませんね。

敬語とは目上の人に対して使う言葉ですが、この目上目下という上下関係は、年齢や地位といった社会的な関係に限られたものではなく、相手が商売上のお客様であったりする場合にも使われ、使う場面によっても変化します。また、相手との親疎感とも関係してくるので、残念ながら対象を判断する明解なルールはありません。

ただし新入社員の場合は、社内の誰から見ても目下にあたりますので、入社後は相手の年齢や立場に関係なく、全員に対して敬語を使うのが賢明です。また、同期社員に対してもいきなり馴れ馴れしくするのではなく、まずは仰々しくならない程度の「です・ます調」で話しましょう。礼儀正しく話すということは、敬語以前に大人の振る舞いとして正しいことです。

しかし敬語一辺倒では、なんとなくよそよそしくて互いの関係が深まらないのも事実です。そこで、相手に敬意を表しながら、親しみの関係を深めていくコミュニケーション方法「コードスイッチ話法」をご紹介しましょう。

これは、敬語と非敬語を混ぜ合わせながら使うことによって相手に親しみを感じさせ、互いの距離を縮めていくというものです。この話法の達人としてよく取り上げられるのが"みのもんた"氏。その語り口を見てみましょう。

「え~次は演歌の星、○○さんです。 →丁寧語=敬語
○○さんの歌はいいねえ。 ほっとするねえ。 →非敬語
その前に点数を見てみましょう。 →丁寧語=敬語
あれれ、白組はだいぶ負けてるゾ。 オイ、お前ら何やってんだ。 →非敬語
大変ですね。 ○○さんは責任重大だ。 がんばってくださいネ。 →カジュアルな敬語表現
それではお届けいたしましょう」 →丁寧語=敬語

どうでしょう。敬語と非敬語が見事に入り混じり、全体を通して親しみやすさが伝わってきます。このように周囲の空気や相手の反応を計りながら、丁寧な会話の中に少しずつくだけた言い回しや本音のつぶやきを入れていくことで、対人距離を縮めていくことができると言われています。

新入社員のみなさんには、みの氏のような貫禄のある発言を真似することはオススメしませんが、この話法のエッセンスはぜひ試してみて欲しいと思います。



■回答:沼田 恵子さん

フリーランスの講師として「ビジネスマナー研修」、「コミュニケーション研修」等を実施


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