よい印象を残す名刺の扱い方を教えて

2015/06/16

対人マナー

先日、学校のOB・OG会があり、卒業生の先輩から名刺をいただきました。
しかし、名刺の受け取り方や扱い方がわからず、失礼な対応をしてしまったのではないかと心配です。正しい名刺の受け取り方とはどんなものでしょうか?
よい印象を残す名刺の扱い方があれば教えてください。

(マスコミ内定/おいがさん/男性)



★沼田さんからのアドバイス


名刺はビジネスマンの「顔」とも言われます。初対面の挨拶のときには必ず交換しますし、訪問先でお客様に会えなかった時、自分が足を運んだことの証として置いてくるような使い方もします。名刺をいただくということは、相手の方の「顔」をいただく訳ですから、敬意を払った扱い方が必要です。

ではどのようにしたらよいのでしょうか。まず名刺交換の基本を簡単に紹介します。

【名刺の渡し方】
・名刺交換は立って行う
・名刺は両手で、文字に指が重ならないように持つ
・名刺の文字が相手の方を向くようにして差し出す
・「はじめまして、○○(学校)社の□□と申します」と自分の名前を名乗り、名刺を渡す

【名刺の受け取り方】
・相手からの名刺は両手で受け取る
・「ありがとうございます」や「頂戴します」と言いながらお辞儀をする
・名刺の内容を確認する。先方の名前の漢字が読めない場合は読み方を確認する

【受け取った名刺の扱い方】
・着席する場合は、受け取った名刺を名刺入れの上に乗せ、自分の左側に置いておく
・立ったまま話しをする場合は、相手がしまう時に自分もさりげなくしまう、相手が
出したままなら、自分も話が終わるまでは出したままにしておくというように、
相手の動きに合わせることが賢明


印象の良い名刺交換をするための一番のポイントは「丁寧な動作」を心がけることです。普段より少しゆっくり気味に動くだけで、だいぶ丁重な雰囲気を醸し出すことができますよ。また「背筋を伸ばした姿勢」や「ハキハキした挨拶」も好感度を上げます。間違っても、背中を丸め、早口で名前を言いながら頭をペコッと下げるような名刺交換はしないでくださいね。



■回答:楢木 望(ならき のぞむ)

1948年東京生まれ、千葉大学教育学部卒業。1971年リクルート入社。「月刊就職ジャーナル」編集長など歴任。1985年にライフマネジメント研究所設立。採用・教育・就職コンサルタント。ニューズレター「採用と人材の手帖」発行人。「内定者のための学習メールマガジン」開発。メールマガジン「キャリア・キッチン」発行。http://www.lmi-tokyo.com


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