内定承諾書を提出しましたが、就職活動を続けてもいいでしょうか?

2006/12/02

内定・内定辞退

10月(2006年)に会社から内定をもらい、内定承諾書を提出しました。そこで12月に内定者懇談会があり、参加したいと思っております。しかし、私はまだ就職活動をしたいのですが、これに対して担当教授がこの時期に内定辞退をすると大学に企業から文句を言われるとのことで難色を示しました。確かに、大学に迷惑はできるだけかけたくありません。でも、あくまでも自分の人生の事なので、自分の意志に従いたいのです。私が志望している製薬業界はほとんど募集が終了しており可能性は低いとは思っていますが、まだ可能な限り就職活動がしたいのです。私はとにかく後悔したくなく、最善を尽くして決まらなければそれはそれで納得すると思います。

そこで質問なのですが、現実的に今後内定辞退をしてしまうと大学に迷惑がかかる(文句を言われる、今後採用してもらえなくなる)ことはあるのでしょうか? また、私の考えは間違っていますか? よろしくお願いいたします。


★楢木さんからのアドバイス

「可能な限り就職活動がしたい、後悔をしたくない」という気持ちは自然です。間違っているとは思いません。もしそのお気持ちを貫くのでしたら、内定を辞退してから就職活動をしてはどうでしょうか。そのように内定先に申し出れば、会社の方も納得してくれる可能性はあるでしょう。なぜならあなたも相当のリスクを背負うことになるからです。

内定承諾書を出した上で就職活動を続け、なおかつ内定者懇親会に出席し、他の会社に受かれば内定辞退し、受からなければいまの内定先に就職するというのでは、あなた自身の内なるキャリアに傷がつきませんか。

自分の得になることだけを拾い、リスクを取らず、他への迷惑には目をつぶる。1度こういうことをしてしまうと、それがクセになります。本人はいろいろと合理化をするでしょうが、他人からの信用がだんだんなくなってきます。そのようなキャリアをあなたの内側に作ってしまって良いものでしょうか。

今後の内定辞退が、大学に迷惑をかけることになるかどうかは分かりません。しかしその可能性があることは覚悟しておいた方がよいでしょう。

例えば、会社が内定者を確定させた上でなお採用活動をし、もっと良い人が取れたときに今の内定者に内定取り消しを伝えたとしたらどうでしょう。「可能な限り良い人を採る活動がしたい、後悔をしたくない」と言ったとしても、その身勝手さを世間からは罰せられるでしょう。大学も学生を送り込まなくなると思います。



■回答:楢木 望(ならき のぞむ)

1948年東京生まれ、千葉大学教育学部卒業。1971年リクルート入社。「月刊就職ジャーナル」編集長など歴任。1985年にライフマネジメント研究所設立。採用・教育・就職コンサルタント。ニューズレター「採用と人材の手帖」発行人。「内定者のための学習メールマガジン」開発。メールマガジン「キャリア・キッチン」発行。http://www.lmi-tokyo.com


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