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優しい人になりたいのに、人に優しくできないのはなぜ? 「優しい人」が得する理由を科学的根拠をもとに解説した一冊『なぜか人生がうまくいく「優しい人」の科学』発売中 #Z世代pickフレッシャーズ

2024/02/06

社会人ライフ

こんにちは!学窓ラボリリースピッカーのこのです。日々のストレスに悩んだり、優しい人間になりたいと考える学生や新社会人のみなさんにおすすめの書籍をご紹介します!

⇒「語彙力を伸ばす」「具体化力を鍛える」「伝達力を磨く」たった3つのSTEPで「伝えるチカラ」は格段に上がる!『「うまく言葉にできない」がなくなる 言語化大全』 #Z世代pickフレッシャーズ

ビジネス書や実用書を中心に出版する株式会社クロスメディア・パブリッシングは、2024年2月2日に書籍『なぜか人生がうまくいく「優しい人」の科学』を刊行。本書は、精神科医である和田秀樹氏が、なぜ人は優しくなれないのか、そしてどうすれば優しくなれるのかを解説した一冊。日常のストレスや心の歪みを乗り越え、人にも自分にも優しい人生を送るための行動習慣や考え方を紹介。人に優しくすることで生まれる好循環とメンタルの安定を科学的に明らかにし、読者に実践的なヒントを提供する。ギスギスした世の中で心に余裕を持ち、信頼される人間関係を築くためのガイドブックである。

本書の読みどころ

・わがまま、自分勝手、冷たい……自分の嫌なところが消えてなくなる

・心に余裕をもつことができるようになる

・仕事で、プライベートで、人に信頼されるようになる

人に優しくすると、毎日の生活に好循環が生まれる

私たちの生活には、人に優しくなれない要素がたくさんある。

パワハラやセクハラ意識が高まったことで、上司は部下を満足に叱ることができず、お互いが過剰に気を遣い合って、中途半端にストレスを抱え込むような状況が生まれている。物価高、上がらない給料、度重なる増税などによって、世の中全体がギスギスとしているから、どうしても自分のことだけを優先して考えるようになり、周囲の人を慮おもんばかるような精神的なゆとりを見失いがちだ。

こんな時代だからこそ、「優しさとは何か?」を考えることで、その意味と意義を改めて見つめ直す必要があるのではないだろうか。



人に優しくできる人は、例外なくメンタルが安定している。

仕事が忙しすぎたり、深刻な悩みを抱えていると、自分のことで手一杯になり、周囲に目を向ける余裕がない。どこか体調が悪かったり、睡眠不足が続いていると、人に話しかけられるだけで、うんざりすることもある。人に優しくできるということは、心身のコンディションが整っていることを意味している。著者の和田秀樹氏が「優しさ」に注目した理由はここにある。人に優しくすると、自分の気持ちも良くなることで、脳内にセロトニンやオキシトシン、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌されて、心身にいい影響が生まれることが科学的に明らかになっていますが、毎日の生活にもさまざまな好循環をもたらしてくれるのだ。

1.一緒にいて居心地がいい人が集まってくる

2.周囲の人たちから優しく接してもらえる

3.周囲の人たちの信頼を得られやすくなる

4.日々のストレスが軽減される

5.安定したメンタルで毎日を過ごせる

このように、人に優しくすると、毎日の生活に好循環が生まれる。

本書では、そんな優しさがもたらす好循環に着目し、心に余裕を持つための考え方を紹介している。そして、優しい人はメンタルが安定しており、周囲の人々からの信頼や優しさを引き出し、幸福な日々を送ることができる理由を科学的に解説する。

「情けは人の為ならず」は、科学的にも正しい考え方

旧5000円札の肖像画で知られる教育者で思想家の新渡戸稲造は、1915年(大正4年)に著した『一日一言』の中で、次のように記している。

施せし情けは人の為ならず

己おのがこころの慰めと知れ

我れ人にかけし恵は忘れども

人の恩をば長く忘るな

これを現代語に訳すと、次のようになる。

情けをかけるのは、人のためではない。

ただ自分が満足できれば、それだけでいいと知っておこう。

人にかけた情けは忘れても、

自分がかけられた情けは、ずっと忘れないようにしよう。

要するに、人に優しくすることは、相手のためだけでなく、後で自分にも還ってくるのだから、人に見返りなど求めず、自分が満足するだけにしておこう……ということである。この考え方は、単なる人としての教訓ではなく、科学的にも正しい視点。なぜなら人間の心理には、「返報性の法則」と呼ばれる原理があるからだ。返報性の法則とは、相手から優しくされたり、親切にされると、その好意に対して「お返しをしたい」と感じる人間の心理のことである。



友人や同僚にピンチを救ってもらったら、「次は自分が相手を助けてあげたい」と思うのではないだろうか? 相手に何かしてもらったら、その好意に報いるために、今度は相手にも何かしてあげないと気がすまない……という心理が人間には備わっている。

その一方で、返報性の法則には、マイナスの要素もある。相手に嫌なことをされた場合には、それに対して「仕返し」をしたい、復讐したいという気持ちが生まれてしまうことだ。周囲の人に優しく接している人と、冷たい態度を取っている人では、人に優しくしている方が、結果的にいいことがある……というのは、こうした人間の心理が働いていることに理由がある。

本書の構成

第1章 優しい人は、なぜ人生がうまくいくのか?

第2章 心に余裕を持つための考え方

第3章 男性が女性に求める優しさ、女性が男性に求める優しさ

第4章 「人に優しく、自分にも優しい」マインドの持ち方

第5章 自分の周りにいいことが起こる行動習慣

著者紹介

和田秀樹(わだ・ひでき) 精神科医

1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって、高齢者医療の現場に携わっている。主な著書にベストセラー『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『感情的にならない本』(新講社)などがある。

書籍情報

『なぜか人生がうまくいく「優しい人」の科学』

著者:和田秀樹
定価:1,480円(本体1,628円+税)
体裁:四六判 / 208ページ
ISBN:978-4-295-40932-8
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2024年2月2日

編集/この(学窓ラボメンバー)

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