お金のプロに聞いてみた! - 社会人になる前に知っておきたいお金の知識の学び方

2022/10/03

お金の知識


人生100年時代ともいわれている昨今。ライフイベントもこれまでとは異なり、働き方にも柔軟性が求められるようになっています。仕事だけではなく、結婚や子育てなどのライフプランも早くから考えておきたいという人も少なくないでしょう。

そんな人生予算を考えることにおいて切り離せないのが、お金のこと。そのお金に関する知識を身につけるためにおすすめなのが、ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格です。

そこで今回は、お金のことやライフプラン設計が気になる大学生2人が、FP資格をお持ちの野口さんにいろいろな疑問を聞いてきました。

教えてくれるのはこの人!

野口さん

生命保険会社から内定をもらったことをきっかけに、在学中にFP資格の勉強をはじめる。その後、転職を経てFPの最上位資格であるCFP®資格も取得。現在は会社員として働きながら、社内研修や大学生向けの金融経済教育などにも携わっている。

お金の知識が気になる学生さんたち

Nさん

FPについてはよく知らないけれど興味はある、英語学科4年生。内定先でいつか海外で活躍できるよう、今からどんな準備をすればいいか考えている。

Aくん

今のうちに簿記かFPの資格を取ろうと考えている、法学部4年生。コンサルティング業界に内定したので仕事にもつなげたいが、投資や資産形成にも興味がある。


FPってどんな資格?

FPって、名前は聞いたことがあるんですが具体的にはどんな資格なんですか?

その人が望んでいる人生を、経済的な知識でサポートすることがFPの大きな役割です。例えば家を買いたいと考えている人が、“自分ならどれくらいの金額の家が買えるのか”“どういう資金計画を立てればいいのか”などについて、お金に関する知識でお手伝いしていきます。

なるほど! 仕事だけでなく、自分自身のお給料や資産の使い方を勉強するのにも、お金の知識は役立ちそうですね。

そうですね。就職も大きなライフイベントですが、結婚や子育てのことを考えるにも、お金の知識は必要になってきます。その先ずっと、例えば老後の資産形成や相続など、人生の節目で必要になるお金の知識がつまっている資格だと思います。

お金のことでいうと、これから就職して自分でお金を管理するようになった時、貯金はどれくらい貯めればいいのかとか……。正直わからないんですよね。

まず、3カ月くらい自由に使ってみるのもいいと思います。ただ、何に使ったのかをしっかり記録として残すこと。そうすると、自分は何にいくら使う傾向にあるのかが見えてきます。
そこが見えてきたら、自分がライフスタイルのなかで何を大事にしているのかを考えながら、節約できるものを見つけたり、留学や資格取得などの費用を貯蓄していくための計画を逆算して立てたりするといいですよ。叶えたいことから連想ゲームのようにつなげていくとわかりやすいと思います。

僕は投資にも興味があるんですけど、お金を増やしたいという感じではなくて……。ニュースを見ていると、貯金しておくだけではダメなんじゃないかと感じていて、将来のためにある程度お金を運用させたいなと思っているんですが、どうなんでしょうか。

投資の手法に関しては、本当に人それぞれ。Aさんがこの先どういう人生設計をされて、そのためにはどれくらいのお金が必要で……ということをもとにして考えていくものなので、一概にこの方法がオススメです、とは言えません。自分のライフプランに合う資産形成の方法が何なのかを選ぶためにも、まずは知識をつけることが重要です。

FPの知識は何に役に立つの?

就職活動が始まってから、お金や保険など、自分の知らないことがたくさんあるなあと思いました。FP資格や知識を持っていて役に立ったことはどんなことですか?

私は仕事の関係もあってFP2級から受検しましたが、3級の内容でも生活に密接した知識を得られると思います。お金の話って、友人には相談しにくいし、自分の親ともあまり話す機会がないですよね。なので、Nさんのようにお金について実はよく知らない、という方も多いんです。
例えば給料から引かれる税金も、それがなぜ引かれるのかあまり知らない方は割と多いんですよ。やっぱり、知らないから不安なんですね。FPの知識があれば、そういう不安は解消されますし、困っている人にアドバイスもできるというのが知識を得てよかったと思うところです。

FP資格って、AFP資格とかCFP®資格とかもあるみたいなんですが、それぞれどういうものなんですか?

FPにはたくさんの資格があって、まずファイナンシャル・プランニング技能検定によって得られる国家資格が3級、2級、1級とあります。
そして、AFP資格はFP2級に合格している人が、研修などを経て日本FP協会が認定する上位資格。さらにCFP®資格は、CFP®資格審査試験6課目に合格し、一定の業務経験などを経て認定されるものとなっています。CFP®資格は日本だけでなく、世界中で認知されている国際資格なんですよ。
AFP・CFP®の資格を取れば、FP協会から定期的に『FPジャーナル』という会報や会員サイトでFPに関する最新情報が入手できるようになるんです。お金に関する情報は鮮度と信頼性が大切になるので、こういった情報は大変ありがたいですし、日常生活においても役に立つと思います。
とはいえ、まずはお金の不安を解消したい、というのであればFP3級の資格からスタートして、より知識を活用したいのであれば2級以上を目指すのが良いと思います。

FPの勉強方法のコツが知りたい!

野口さんはどうやってFP資格の勉強をしたんですか?

私も最初はとにかく、用語をネット検索するところから始めました(笑)。そして、月並みですが計画を立てることが求められる資格だと感じます。2級からは6科目あって、本当に求められる知識の幅が広いんですよね。私は勉強を始めてから半年で2級を受けたんですが、その半年のなかで満遍なく知識を入れていく、その計画性も重要な資格だと感じます。テキストやe-ラーニングなどで学ぶことができるので、しっかり計画を立てて繰り返し6科目を勉強することが大切だと思います。

範囲が広くてすごく難しいイメージがあるのですが、勉強をしていてやりがいを感じられるようなタイミングはありましたか?

そうですね……。科目同士の繋がりがわかるようになってくると、面白くなってきます。例えば、タックスプランニングという税金の分野と、不動産の分野は、一見すると全然違うことのように思えるんですが、不動産の税制関連など重なる部分も多いんです。そういうことが全科目であるんです。
勉強だ、と思うと大変ですけど、人生の中で役に立つ知識ばかりなので、自分の人生のためにもなるんだと思うと楽しんで学ぶことができると思いますよ。

今後の仕事のためにと興味を持ったFPですが、自分の人生にも役に立つ知識だとわかったので、資格を取得するモチベーションも上がってきました。

私も仕事と直結するかどうかはわからないですが、自分のこれからのためにもFPの知識を身に着けていきたいと思います。

新卒のあいだは覚えることもたくさんあって、なかなかFPの勉強をするのも大変。学生のうちにFP資格の取得を目指すのはすごくいいと思います。頑張ってくださいね!

***

FPの知識があれば、人生予算を考える際に役に立つこと間違いなし。また、AFP・CFP®の資格を取得すれば、日本FP協会の会員としてお金についての最新情報を定期的に知ることができます。
ぜひ社会人になる前に、お金の知識について学んでみてはいかがでしょうか。
 

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『日本ファイナンシャル・プランナーズ協会』は、ファイナンシャル・プランニングの普及啓発とファイナンシャル・プランナーの養成・認証を行っているNPO法人です。FPを広めることで、国民生活の向上と社会全体の利益の増進に寄与しています。

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提供:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会

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