新入社員お悩みあるある3選&対処法 #キャリアロードマップの一歩目

更新:2023/02/02

社会人ライフ

新入社員のお悩みあるある3選
連載TOPイラスト:伊藤ハムスター

こんにちは、キャリアカウンセラーの"ひつじ"です。
そろそろ新しい生活環境に慣れてきた頃でしょうか?
今まで経験したことがないことの連続で「こういうときはどうしたら良いんだろう?」と思うことがたくさん出てきた時期かなと思います。

そこで今回は新入社員の”お悩みあるある3選”をお送りいたします。

<目次>
1.TELハラ? 電話が怖い!
2.人によって指示の内容が違う。どうしたら良い?
3.上司や先輩とは、どこまで付き合ったら良いの?

TELハラ? 電話が怖い!


新入社員から一番よく聞くお悩みが「電話対応がうまくできない」。
ものすごくよくわかります。私も新入社員時代は、電話が鳴る度にビクビク・ワタワタしていました。

そんな電話対応のお悩みの中身を整理すると
・名前や用件が聞き取れない
・用件を言われても意味がわからない
・誰に取り次げば良いのかわからない
・どう話せば良いのかわからない
といった点でしょうか。
昨今ではTELハラという言葉もあるように、電話応対に対するマイナスな気持ちも、用事があるならば直接本人の携帯に電話を架けて欲しいという気持ちもわかります。

新入社員が電話を取ることに対して「いまどき、そんな上下関係はおかしいよ」という意見も聞きますが、仕事に対する貢献度を考えると、一番重要度の低い仕事が割り当てられている新入社員が電話を取るということは、理にかなったことなのではないでしょうか?

それに、電話というのは、仕事をしていく上で必須のコミュニケーション手段の一つですし、電話を取ることで仕事のことがわかっていく・自分のことを取引先に覚えてもらえるという利点があるのですよ。

とまあ、ちょっと厳し目の意見を言ったので、電話応対のコツを紹介しておきましょう。

ノートに線を引いて「社名」「誰宛」「メモ(よく聞かれることなどを書く)」という欄を作ります。
少し手間ですが、電話対応をしたら、都度都度書いていくのです。仕事の電話というのは基本的に同じところから掛かってくるので、パターンを蓄積していくことで対応がグッとラクになります。経験を積むことで、耳が慣れていくので、初めて対応する相手でもちゃんと聞き取れるし対応できるようになります。
対応方法がわからないというお悩みに対しては、電話応対の定型文を書いて電話付近に置いて、困ったら見るというのも手ですよ。

転職した場合、「電話応対はできて当たり前」とされています。それだけ社会人にとって必須のスキルということなのですよ。怖いし、すぐには上手くできないですが、これは逃げずに頑張って取り組んで欲しいなと思います。


人によって指示の内容が違う。どうしたら良い?


新入社員のお悩みあるある3選


これは新入社員というか、人間関係あるあるですね。

同じ仕事でも、人によって指示の内容が違ったり、言うことが違うというのは本当によくあることで、同じ人でも「こないだ言っていたことと違う!」っていうことには、多々あります。
指示を受ける身としては混乱しかないので本当に止めて欲しいのですが、自分が指示を出す側になると、微妙なケース違いだったり、変更になったことを伝え忘れているなど、いろいろ理由があり、「指示を出すことの難しさ」を実感します。

私自身、未だに上からの指示に翻弄されることのある身なので、電話応対のようにコツはこうだ!とは言い切れないのですが、現時点で思う最良の方法は、「指示を受けたときにメモをしっかり取ること」かな?と思っています。
そして、前回と違う方法で指示が来たら、「前回は〇〇だったけども、△△に変わったのですね」みたいな感じでさらっと確認を取るようにしています(そうすることで仕事のミスも減りますしね)。
仕事をする上でメモを取るというのは大事なので、取り入れてもらえたらうれしいです。

上司や先輩とは、どこまで付き合ったら良いの?

上司や先輩とどういう人間関係を築けば良いのかは悩むところですよね。仕事は仕事、プライベートはプライベートで分けたいから突っぱねたいという人もいるでしょうし、飲み会やイベントなど、がっつり参加したいという人もいたりと、人それぞれです。

解決策になっていないかもしれませんが、どう付き合っていくかは、あなた次第です。
ただ、自分で決める以上、決めた後に付いてくる問題点は自分で責任を取らなくてはいけません。
自分の主義主張を通すと、どういう結果があるか? それを自分は乗り越えられるか? など、しっかり考えて、会社の人間関係に対する付き合い方を自己選択していってください。

ただ気をつけて欲しいのは、優しい上司や先輩の皮を被った小悪人です。正直、新社会人はあなたが思う以上に狙われています。
「ただより高いものはない」という言葉は本当にその通りで、マルチ商法や怪しいセミナーの誘いの大半が、無料や破格の値段をエサにしています。怪しい誘いには乗らない、うまく断るようにしましょう。こういったものは初期対応が肝心なので、人生いつかは誘いがくるものと思って、ネットに載っている断りかたを早い内に見ておくことをオススメします。

まとめ


番外編ですが、新入社員からよく寄せられるお悩みに「足が臭い!」というのもあります。

大丈夫です。
大きな声で言わないだけで、みんなですので安心してください。
働いていると、靴を履いている時間が長いので、蒸れるから仕方がないのですよ。
消臭グッズは日々進化してきているので、そういった物を活用すると共に、毎日しっかり洗浄してケアしていきましょう。

みなさんが、早く仕事に慣れて、今のお悩みが「懐かしいなあ」と笑い話にできるように祈っていますね。

ライター:ひつじさん文・ひつじ
キャリアコンサルタント&産業カウンセラー。新卒入社の企業での採用&研修担当を経て、現在はコンサルティング会社にて企業の相談事をメインに活動中。子持ち、資格マニア、雑学大好き。就職転職だけでなく、結婚出産等も含めたキャリア相談に定評あり。
Twitter:@ career_sheep


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