続けられて達成できる目標設定のコツ「SMARTの法則」ってどんなもの? #キャリアロードマップの一歩目

2020/10/06

スキルアップ

目標設定「SMARTの法則」

連載TOPイラスト:伊藤ハムスター


 みなさん、こんにちは。人生サポーターの百太郎です。誰も経験したことがなかった夏が過ぎて、どんどん秋めいてきましたね。夏の疲れが出てきたりしていませんか?
前回は「一人では辿り着きにくいとこへ一緒に。キャリア相談の“4step”」というタイトルでキャリアコンサルティングの具体的な流れについてお話しました。
今回は、その中で少し触れた目標設定について詳しく、「S M A R Tの法則」を中心にお話ししていこうと思います。

<目次>
「目的」と「目標」の違いとは?
「S M A R Tの法則」とは?
1.「Specific」(具体的に)
2.「Measurable」(測定可能な)
3.「Achievable」(達成可能な)
4.「Related」(関連性)
5.「Time-bound」(期限のある)
目標は必ず見えるところに


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「目的」と「目標」の違いとは?


「S M A R Tの法則」を説明する前にまず、みなさん「目的」と「目標」の違いは認識していますか? なんとなく進む方向とか達成したいものという感じで、ざっくり同じようなものと捉えている人も多いかと思いますが、目標を決めるうえで違いを理解しておくことは重要です。

簡単に「目的」と「目標」の違いについてお話しするところからスタートしていきますね。

「目的」とは、最終的なゴールであったり、目指す姿であったりします。抽象的なものが多くなるかもしれません。それに対して「目標」とは、通過点や目印、手段となるようなものです。なので「目的」よりも具体的であったり複数になってきたりします。

例えば、簡単な例として「ダイエットしたい」と言う思いがあるとします。

この思いを持つ人の「目的」はなんでしょうか。健康的な体を手に入れたいのか、自分に自信を持ちたいのか、仕事上スリムな体にならないといけないのか。もしこの人のダイエットの目的が「健康な体を手に入れる」ことであれば、ただ体重を減らせばいいと言うことではなくなりそうです。また、「自信を持ちたい」が目的でも、体型を変えるだけでは本当の目的にはたどり着けないですよね。

多くありがちなのが「何ヶ月で○キロ痩せる」と言う目標だけを掲げて、途中でどうして頑張っていたのかが分からなくなり、気がついたらついつい甘いものを口にしているなんてことです。どうしてそんなことが起こるのかとうと、明確にどの方向に進みたいんだと言う「目的」が定まっていないからなんです。

今回は目標設定についてお話ししますが、まずはみなさんの「目的」はなんなのかを考えてみてくださいね。「目標」はあくまでも「目的」にたどりつくものです。その先に何を求めているかという視点を忘れないでください。目標はなんど修正してもいいし、やって見て無理があるなら違う手段を考えればいいので。

目標設定「SMARTの法則」

「S M A R Tの法則」とは?

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからは「目標」の立て方として前回紹介して「S M A R Tの法則」について少し詳しくお話ししていきます。

この「S M A R Tの法則」は1981年にジョージ・T・ドランという人が論文の中で発表しました。経営コンサルタントの方々が目標設定を行う際によく用いられている法則ですが、個人の目標を設定するのにも大いに役立つものだと思っています。
この「S M A R T」とは目標達成を実現するための5つのキーワードである「Specific」 「Measurable」「Achievable」「Relevant」「Time-bound」の頭文字をとって名づけられました。

では、一つずつを解説していきますね。

1.「Specific」(具体的に)

これは目標設定の中でも最も重要なことかもしれません。

日々の生活の中で、より自分が目指すところに近づくためには、漠然とした目標ではなく、明確で具体的な行動目標に落とし込む必要があります。
先程のダイエットの例でいくと、痩せるために漠然と「運動する」や「食事に気をつける」ではなく、「毎日必ず歩く」や「タンパク質を多くとる」と言ったものに落とし込んでいきます。このことによって自分の行動の選択がしやすくなり、パフォーマンスの向上が期待できます。

2.「Measurable」(測定可能な)

続いて重要なのは、立てた目標が達成できているのかできていないのかを計測できる状態にすることです。

先程の「毎日必ず歩く」という目標を計測できるようにするには、歩数を測ったり継続して歩いた時間をカウントしたりするといいかもしれませんね。「毎日必ず1万歩歩く」「タンパク質を200g摂る」などと数値化しておくと、その日の目標が達成したかどうかが一目瞭然になります。
ここでやってはいけないことが、「頑張る」や「努力する」と言った漠然とした言葉で留めておくことです。人間はどうしても自分に甘くなりがちですから、誰から見てもできたかどうかがわかるように設定しておくことが重要です。

3.「Achievable」(達成可能な)

次に意識することは、自分が立てている目標が本当に達成可能なものかどうかの視点を持つことです。

みなさんが目標設定をする時の多くの場合、やる気に満ち溢れている時ではないでしょうか。そんなときはついつい非現実的な目標設定になりがちです。目標の達成可能性が低いと感じてしまった時には、モチベーションが低下することがよくあり、行動すらしなくなってしまいます。
自分の生活の中でその時間の確保ができるのかどうか、冷静な目を持って見直し、可能な範囲に修正することが大切です。1ヶ月で−10キロ!!」が成功しにくいのはこの視点がなくなるからです。

4.「Related」(関連性)

さて、具体的で計測可能、そして現実味をおびた目標設定をすることが大切だとお話しをしてきました。でも、忘れちゃいけないのが最初にお話しした「目的」との関連性。

いくら立派な目標を立てても、自分が目指していたところと関連性がないと継続することは難しくなり、自分を苦しめるものでしか無くなってしまいます。当然、目標達成にいたるのは毎日の積み重ねですから、うまくいく時もいかない時もあります。そんな時に低下してしまったモチベーションを再び上げてくるためには、自分の目的やメリットにつながっていることを考えることが必要なってきます。
最初は頑張れるけど、なかなか長続きしないなんていう人は、この関連性を見直してみるといいかもしれませんね。

5.「Time-bound」(期限のある)

最後のキーワードが「期限を設けること」です。

自分が立てた目標はいつまでに達成するのか、達成か未達成なのかをいつ判断するのかを決めておくことはかなり重要です。夏休みの宿題は、二学期最初の授業までに提出しなければならないという期限があるからそこから逆算して計画したり、1日の量を決めたりしましたよね。期限のない目標はただのお飾りになってしまうことが多く具体的な行動に移しにくくなってしまいます。
「いつか痩せられたらいいな」ではなく、「次のクリスマスまでに痩せる」という期限を設けることで、今日やることが明確になってくると思います。

ただし、この期限の設定はその人によって長く感じすぎて動きに移せなくなったり、短く感じて圧迫感を感じてしまったりしますから自分にあった期限を見つけられるようにしてみてください。

目標は必ず見えるところに

最後に、自分が作った目標は必ず可視化して自分の目につくところに置いておきましょう。

机の上でも手帳の中でも結構です。自分がよく目にするところに置いておくことで、頭の中に目標がある状態をつくり出すことが達成率をあげることにも影響してきます。

目標を立てて成長に役立て、困ったときは相談してね

ここまで、目標設定についてお話ししてきました。

会社や他人から与えられる目標もあるでしょうし、自分との約束としての目標もあるでしょう。それぞれの目標がみなさんの変化、成長につながることを願っています。

一人で目標設定なんてできない……、立てた目標も続けて行動していくのはなんだか不安……、なんていう人は、ぜひキャリアコンサルタントやコーチの力を頼ってみてください。ダイエットやボディーメイクにパーソナルトレーナーが大きな効果を発揮するように、あなたの人生の目標達成のお役に立てると思います。

1ヶ月前より、1年前より少しでもみなさんが成長されることを応援しています。

百太郎さん文・百太郎
本気で生きる人をサポートしたい人生サポーター。15年の教員経験&スポーツ指導の後、現在は企業内で人事採用&社内面談に従事しつつ、個人としても活動中。キャリアコンサルティングとコーチングを掛け合わせ、ワクワクするキャリア創りをサポート。
Twitter:@ 100taromomo
公式サイト:https://peraichi.com/landing_pages/view/100taromomo


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