スマホ決済の利用に際して、セキュリティ上の心配は切っても切り離せないことでしょう。PayPayでは、過去問題視されていた、システムの欠陥もありましたが、今では改善されており、危険性はほとんどありません(2020年4月現在)。

今回は、PayPayの銀行口座登録に関する、不正利用防止対策についてや、安全に利用するためのコツや不正利用された際の対策方法について解説します。

  • PayPayの銀行口座登録は危険? セキュリティの改善で現在は安全に

    PayPayの銀行口座登録は危険? セキュリティの改善で現在は安全に

PayPayの口座登録は危険?

PayPayへの登録が危険ではないかと噂される理由として、過去のシステムでは、クレジットカードを登録する際に、セキュリティコードを何度間違えてもやり直しができたためです。

クレジットカード番号が知られると、自分の知らぬところでPaypayアカウントが作られてお金が使われるということが起こりうる可能性がありました。

しかし、その後入力制限3回でロックがかかるようになったため、こうした危険性は、今はありません。

また、加えてクレジットカード登録の際は、3Dセキュアという本人確認システムも導入されたため、2020年4月現在利用に際しての危険性はほとんどなく、自分以外の情報を漏らさないことや端末やカードの紛失を防ぐなど、基本的なセキュリティ対策を行っていれば心配はないでしょう。銀行口座を登録する場合も同様です。

PayPayの不正利用防止対策

また、PayPayでは不正利用防止の対策として、次の4つの対策を講じています。

・端末認証
・二段階認証
・銀行口座、クレジットカード情報の暗号化
・AIや専任スタッフによる監視

端末認証や二段階認証については、すでにスマホで利用したことのある方も多いでしょう。利用端末を限定することで、ID・パスワードが誰かに知られた場合でも、新たな端末での利用を制限できます。

二段階認証は、SMSによる本人確認通知によりなりすましを防ぎます。

銀行口座情報やクレジットカード情報は暗号化されて通信され、銀行口座やクレジットカードに関する情報は支払い先に対しても非公開です。

さらに、AIや専任スタッフによって、PayPayを通じた取引は24時間365日体制で監視されています。不審な取引を見つけるための仕組みが構築されているのです。

不正利用には補償制度がある

PayPayでは複数のセキュリティ対策を講じていますが、それでも不正利用されてしまう可能性はゼロではありません。そうした場合に備えて、不正利用については補償制度が整えられています。

PayPayの利用規約にも、次のように明記されています。

当社は、本件不正利用の内容に応じてPayPay残高または現金で利用者が本件不正利用によって直接被った損害を補償するものとします。また、補償を行う際に発生する手数料は、当社負担とします。
引用元:PayPay利用規約

PayPayでは、仮に不正利用されたとしても補償制度があります。安心して利用することができます。ただし、被害発生から60日以内に届け出た場合とされているので、少なくとも1か月に1回は利用状況を確認すると安心でしょう。

  • PayPayでは、仮に不正利用されたとしても補償制度があります

    PayPayでは、仮に不正利用されたとしても補償制度があります

まとめ

PayPayへの銀行口座登録に際して、危険性はかなり低いと言えます。複数のセキュリティ対策が施されており、口座情報などの重要な情報についても暗号化されて通信されるため、盗み見ることは不可能です。

仮に不正利用されたとしても、利用規約で補償を明記しているため、安心して利用することができます。セキュリティに関しては、今後も更新されることが予想されています。