この配属ガチャはアタリ? ハズレ? 失敗に負けない考え方 #キャリアロードマップの一歩目

2020/04/06

社会人ライフ

この配属ガチャはアタリ? ハズレ? 失敗に負けない考え方 #キャリアロードマップの一歩目
連載TOPイラスト:伊藤ハムスター

こんにちは! キャリアコンサルタントの“ひつじ”です。
もう4月ですね。既に配属先が決まっていて、本格的に仕事を開始している人もいれば、研修が終わってからの配属発表で、自分がどこに配属になるのかドキドキしている人も多いのではないでしょうか?

初めての配属先は、自身の今後のキャリアパスに大きな影響を与えるからこそ、気になる部署・職種・仕事内容・上司・先輩etc。

中途採用と違って、新卒採用では配属を“運”と感じる部分が多いため、近年では「配属ガチャ」という言葉も出てきていますね。ハズレに嘆く声もよく聞かれます。今回は、自分の思い描いた配属先にならなかったときの対処法について書いていきたいと思います。

<目次>
1.新卒配属は運次第のガチャ???
2.ハズレ部署に配属されたときのサバイバル術
3.キャリアはつづくよ、どこまでも


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新卒配属は運次第のガチャ???


「配属ガチャ」って、面白い表現ですよね。配属を“運”と感じている新入社員の心情がうまく表現されていると共に、ネーミングセンスが素晴らしい。
ただ、新入社員側からするとガチャ(運)のように感じる配属も、私の感覚では8割がそれまでの選考や内定者研修などでの実績で、運は残りの2割程度だと思っているんですよね。
そして、ここで言う運は、「一番しっくりはまる部署に空きがなく、配属させることができない」みたいな部分です(くじ引きとかじゃないよ)。

せっかく採用した新入社員。「長く勤めて欲しい」「将来を担う人になって欲しい」と思っているので、会社なりに適材適所をきちんと考えて決めているんですよ(泣)。

なので、この「配属ガチャ」という言葉は、会社と新入社員の配属決めに対する溝を表しているなぁとも思うわけです。

 溝が生まれる原因は、こんな感じでしょうか?

【会社目線】

・全員を新入社員の希望通りの部署に配属していたら、企業は成り立たない
・実際に働いていない段階で、新入社員が自分に合う部署を選ぶのは無理がある

【新入社員目線】

・希望を聞いてくれないなら、初めから希望を聞かないで欲しい
・配属理由がわからない

新入社員一人一人に配属理由を説明することができたらベストなのでしょうが、新入社員の人数が多くて物理的に不可能であったり、説明することが必ずしもプラスにならない場合もあるんですよね。この辺は、人事の課題だよなと思っています。

ハズレ部署に配属されたときのサバイバル術


配属ガチャ アタリ? ハズレ?

もしハズレ部署に配属になったとき、すぐに辞めてしまうか? 確かにそういう選択肢もありますね。
ただせっかく入った会社。辞める辞めないのラインは、前回の記事【なんで「3年働け」と言われるの?】と同じ(※)だと思っています。
※「心身に不調をきたすような労働環境」と「給料不払い等が起こるような経営状況」

まずはやってみることで意外と道が切り開ける部分もあるので、それを実践してくれたAくんの話をしましょう(本人特定を避けるため、少し事実と変えている部分があります)。

**********

「この仕事がしたい」と思って入社を決めた会社なのに、希望うんぬんどころか「こんな事業あったの?」という部署へ配属になったAくん。しかも、新人を育てる土壌のない部署・仕事にやる気のない先輩達・ただ日々の業務をこなしていくという日常。
Aくんは大いに腐りました。なんで自分はこんな部署に配属になったんだと。人事に文句も言いました。辞めようと考えて、大学の就職課に通って転職相談をしたり、転職エージェントへの登録もしました。

ところが、Aくんが行きたかった部署に配属された同期と飲んでいたとき、「優秀な人ばかりいる部署だから、昇進が難しい。優秀な先輩でも苦戦しているから、自分だとどうなるんだろう」という不安を聞かされました。役職の数には限りがありますからね。

そのときAくんは、「自分の環境なら逆に、少し頑張るだけで成果が出せるので出世しやすいのでは?」と思いました。それからAくんは、気持ちを切り替え

・他部門の先輩(同期のネットワーク活用)や取引先から、情報収集(業界動向や取扱商材の知識など)や仕事の仕方を学ぶ
・とにかく色んなビジネス書を読む
・仕事に使える資格の勉強

日々頑張り、それを仕事にどんどん反映させていきました。結果、Aくんは同期で一番どころか、会社における最年少管理職になりました。

Aくんに言わせると「見方を変えたら、この配属先はアタリだった」と。

**********

キャリアはつづくよ、どこまでも


さて、ドラマだと、Aくんの話はハッピーエンドで終わりですが、まだまだ続くのが人生。
現在は、キャリアアップして自分が追い抜いた先輩達が部下になり、そのマネジメントに悪戦苦闘しています(Aくんいわく「今の方がしんどい!」そうな)。

配属先を知り、アタリ・ハズレを感じる人もいるでしょう。でもそれは、キャリアのほんの一瞬を切り取って見ているだけに過ぎないのです。その時々ではハズレであっても、長い目で見たら、それが良かったと思えるときもあるんです。
長い目で「良かった」と思えるキャリアにするためにも、腐らない・負けない・立ち向かう。人生が終わらない限り、失敗したと思ってもいくらでも逆転できるので、強くたくましく、新生活をスタートさせてくれたらなと思います。

と、まあ、ツラツラ書きましたが、最後にお願い。自分の配属先を「ハズレ!」と声に出して言わないでね。そこで既に働いている人が凹みます。そこんとこよろしく。

ライター:ひつじさん文・ひつじ
キャリアコンサルタント&産業カウンセラー。新卒入社の企業での採用&研修担当を経て、現在はコンサルティング会社にて企業の相談事をメインに活動中。子持ち、資格マニア、雑学大好き。就職転職だけでなく、結婚出産等も含めたキャリア相談に定評あり。
Twitter:@ career_sheep


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