PayPayで使う銀行口座はどこがいい?お得な銀行を解説

更新:2023/10/11

お金の知識

PayPay 使える銀行口座とおすすめの銀行

スマホ決済のPayPayは、クレジットカードを持っていない場合でも銀行口座を登録して利用することができます。PayPayでは幅広く1,000社以上の金融機関に対応しているので、かえってどこがいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで今回は、PayPayで登録できる主な銀行口座をピックアップし、より相性が良くお得に利用できるところはどこか解説していきます。
(2023年9月現在)

PayPayに登録できる銀行口座

2023年9月時点で、PayPayに登録できる金融機関の数は、地方の銀行やネット銀行も含めて1,000社以上あります。全国的によく知られる代表的な金融機関を挙げてみましょう。

・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行
・みずほ銀行
・PayPay銀行
・ゆうちょ銀行
・住信SBIネット銀行 など

メガバンクの中では、以前は三菱UFJ銀行が登録できない時期がありましたが、現在は利用可能となっています。

そのほかにも、愛知銀行・秋田銀行・大分銀行など、地方の銀行も利用することができます。ネット銀行も多くは利用可能ですが、2023年9月現在で楽天銀行は登録ができません。ここは要注意です。それから信用金庫も、一部にまだ登録できないところがあります。

PayPayで利用できる金融機関の詳細は、「利用可能な金融機関(PayPay)」をご参照ください。

どこがお得?主な銀行の手数料・金利・ATMを比較

たくさんの銀行があるからこそ、どこにしたらいいのか悩んでしまいますよね。ここからは、どの金融機関がお得で便利なのか、手数料・普通預金金利・ATMの利便性などを比較していきます。

チャージ手数料は全ての金融機関が無料

まず、PayPayへのチャージ手数料についてですが、全ての金融機関が手数料無料となっています。金融機関によって、チャージ手数料で損をしてしまうことはありませんので、まずはご安心ください。

PayPayからの出金手数料はPayPay銀行のみ無料

PayPayには「出金」と呼ばれる機能があります。これはPayPayにチャージしたお金を銀行口座へ戻すことができる機能です。

※出金できるのは、残高のうち「PayPayマネー」のみ。PayPayマネーとしてチャージするには本人確認の手続きが必要です。

出金には通常100円の手数料がかかりますが、PayPay銀行のみ無料となります。100円といっても積もり積もれば無視できない金額となるでしょう。

PayPay銀行は同じ系列の銀行ですので他の銀行よりも優遇されており、今後もお得な特典などが出てくる可能性大。PayPayで使う銀行という観点で考えた場合、最もお得な銀行はずばりPayPay銀行と言っていいでしょう。

主な銀行の特徴と普通預金の金利、ATMの利便性を比較

PayPay銀行にこだわらずもっと幅広く、お得で便利な銀行を探したいという人も多いでしょう。たとえば現金を引き出せるATMが近くにあるか?普通預金の金利は?といったところも気になるポイントです。

ここでは主な金融機関をピックアップして、ATMの状況や普通預金金利などを表にまとめて比較してみました。

※金利や優遇特典は随時変更がありますので、あくまで目安としてご覧ください。

●ゆうちょ銀行

特徴 都市部も地方部もまんべんなく全国展開
しかしATMの営業時間が短いことも
無料で引き出せるATM ゆうちょ銀行・郵便局
ファミリーマート
普通預金金利 0.001%


●3大メガバンク
(みずほ・三菱UFJ・三井住友)

特徴 信用力が高く、都市部に店舗やATMが豊富
しかし地方によってはサービスが行き届かないことも
無料で引き出せるATM 自行ATMのほか、
【みずほ】
イオン銀行ATM(みずほマイレージクラブに未加入の場合、土日祝は有料)など
【三菱UFJ】
三井住友銀行店舗外ATM(土日祝は有料)・
JAバンク・イオン銀行ATMなど
【三井住友】
三菱UFJ銀行店舗外ATMなど
普通預金金利 0.001%


●ネット銀行

特徴 金利が比較的高めで手数料は安め
しかし窓口での人的コンサルティングがない
他社サービスが使えないことも多い
(他社証券口座のクイック入金など)
無料で引き出せるATM 自行ATMは少ないが、
コンビニ・提携銀行ATMが利用可
普通預金金利 金融機関によりお得になりやすい
例えば、
【auじぶん銀行】最大0.300%
【UI銀行】0.100% など


●PayPay銀行

特徴 使えるATMが多く、PayPayからの出金手数料が無料
しかし普通預金金利は低め
無料で引き出せるATM コンビニATM(セブン銀行・ローソン銀行・E-net)
イオン銀行
三井住友銀行
ゆうちょ銀行
※毎月2回目以降は3万円以上なら無料
普通預金金利 0.001%

まとめ

ここまでの内容をふまえて、改めてポイントをまとめておきます。

Point1
PayPayヘビーユーザーならPayPay銀行がメリット大

・PayPay銀行はPayPayにチャージした残高の出金手数料が無料
⇒支払いの予定に応じて気軽に出し入れができる
・コンビニをはじめ使えるATMが多い
・しかし、普通預金金利はお得とはいえない
Point2
預金金利を重視したいならネット銀行系がお得

・各種条件達成で金利が上乗せされるパターンが多い
・今回は一例としてauじぶん銀行やUI銀行をピックアップしましたので参考にしてください。
Point3
PayPay銀行と同じ金利0.001%ならゆうちょ銀行やメガバンクもあり

・ゆうちょ銀行は日本全国に転勤がある方にメリット大
・メガバンクは都市部に生活拠点がある方に
・窓口サービスがあるほか、他社証券口座のクイック入金などに広く対応


PayPayのヘビーユーザーなら、やはりPayPay銀行がお得で便利。ですが預金金利を重視したい方は、他のネット銀行をあたった方がより高い金利を取っていくことができそうです。

そして、ゆうちょ銀行やメガバンクにも強みがあります。すでにメガバンクを持っていたら次はPayPay銀行やゆうちょ銀行といった具合に、お持ちの銀行口座との兼ね合いも考えてみると、賢く銀行選びができますよ。

▼こちらも合わせてチェック!
PayPayに銀行口座を登録してチャージする方法

(学生の窓口編集部)

【監修】景山一輝(FP Office株式会社)

大学卒業後、証券会社、外資系生命保険会社を経て,15年以上金融実務経験のあるFPとして子育て世帯を中心に年間150件以上の相談を対応。資産形成や資産運用を得意とし、住宅・教育資金・老後設計や相続などの相談に対応。また、新聞やWEBの記事の執筆、セミナー講師、金融教育向けのボードゲーム作成なども行う。

関連キーワード:

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ