海外でスマホ決済を活用したい! 利用できる電子マネーは?

2020/08/12

お金の知識

卒業旅行や短期留学など、学生でも海外に行く機会はそれなりにあるかと思います。その時、現金を持ち歩くのはちょっと不安なので電子マネーなどを使いたい…と思ったことはありませんか? 実はスマホ決済は国内のみならず海外でも利用することが可能な場合があるのです。ここでは海外で利用できるスマホ決済の種類や、困った際の対処法などについて解説します。

海外でスマホ決済 使える電子マネーは?

海外では主に非接触型決済が利用できる

スマホ決済には主に店頭で支払いの際に専用機器にスマホをかざす「NFC(非接触型IC)決済」とアプリによって表示されるバーコードやQRコードを読み取って支払いを済ませる「QRコード・バーコード決済」という2つの方法があります。

しかし、海外ではQRコード・バーコード決済はあまり浸透していません(中国に限りこちらが主流)。主に非接触型決済を利用することになります。

海外でも利用できるスマホ決済について

日本国内で利用しているPayPayやモバイルSuicaといったスマホ決済を、海外で利用できれば便利ですが、残念ながら海外で利用できるスマホ決済は非常に限られています。
条件としては、iPhoneなどiOS端末向けのスマホ決済サービス「Apple Pay」で、Mastercardのコンタクトレス機能が付いているクレジットカードを登録することで、海外でも利用することが可能です。

Mastercardのコンタクトレス機能が付いているクレジットカードは、日本国内でも作ることができ、Mastercardも世界中の多くの国で利用することができます。海外でスマホ決済を利用してみたいと考える方は、事前に準備をしておくと良いでしょう。

「Google Pay」は海外では使えない!?

Android端末向けの非接触決済サービス「Google Pay」は、現状では海外で使うことができません。理由としては、日本国内で利用しているGoogle Payは決済方法に、「QUICPay」というサービスを使いますが、このQUICPayは日本国内でしか利用できないためです。

中国でのスマホ決済について

海外でも中国では独自のスマホ決済が普及しており、「AliPay」「WeChatPay」によるスマホ決済が可能です。
いずれもアプリをダウンロードすることによってQRコード決済により支払いを済ませられるようになります。コードを読み取った後にスマホで操作をして入金するなど、日本とは利用法が異なるため、事前に各ツールの使い方を調べておきましょう。

海外でスマホを紛失した場合の対処法

海外でもスマホ決済できるのはとても便利ですが、もしスマホを紛失したり盗難にあった場合はどうすればいいのでしょうか? その時の対処法を以下にまとめてみました。

すぐに契約会社に連絡を取る

海外で特に気をつけたいのは、スマホ決済を利用した際に、盗難に遭ったりして、スマホを紛失してしまうことです。こうした場合に備えて、事前に第三者が利用できないように画面ロックの設定をしておきましょう。また、紛失した場合には決済機能を利用できなくするために、即座に契約会社に連絡して機能の一時停止を申し出ましょう。

現地の警察の届け出る

海外では、スマホの位置情報を特定できるサービスがいまだに利用できないところも多いようです。盗難に遭った場合には現地の警察にすぐに届け出を出し、盗難証明書を発行してもらいましょう。そうすることによって保険適用の対象となります。もしスマホが見つかった場合は照合のためには端末のSIMカード番号が必要になる場合があります。あらかじめ番号をメモしておきましょう。利用状況によってはアプリの本人確認ができないために、スマホの決済機能を再開できない場合も想定されます。決済方法に関しては、くれぐれもスマホ決済のみに頼らず、複数の支払方法を用意してから海外へ出掛けるようにしましょう。

まとめ

スマホ決済が海外でも行えれば、支払いがスピーディーに行われ、両替する手間もなく安心して決済を行うことができます。しかし、利用できる国やアプリは限られていて、その国に合わせた方法を使う必要があります。事前に海外でどんな決済が利用できるのかよく確認してから、旅行に行きましょう。


(学生の窓口編集部)

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