【その行動、法的にアウト?!】知らなかったでは済まされない!誰にでも起こりうるコワ~イ話

更新:2020/01/20

社会人ライフ

たとえ悪気はなかったとしても、普段のささいな行動が刑事責任や損害賠償につながることがある! 具体的に、どのような事例があてはまるのでしょうか? 落とし穴にはまらないために、今すぐできることも教えちゃいます!

CASE1:
仲間内のオフザケが社会を揺るがすオオゴトに

居酒屋でアルバイトする大学生のAくんたち。お客が来ず、ヒマつぶしにお遊び気分で動画撮影。だんだんエスカレートして料理をゴミ箱に捨てるフリをしてみたり、やりたい放題やっちゃった! いい感じに撮れたから、仲間内だけのつもりでSNSに投稿したらあっという間に拡散&大炎上……。
ホントにフリをしてただけだし、ゴミ袋は新しいものでゴミは入っていなかったし、衛生的には問題ないと思ってたのに……あれ?これってもしやバイトテロってやつ…!?

解説:不安感をあおり、お店の信頼を損なう「迷惑行為」です
やっているほうは冗談でも、見ている人は不快感を抱くもの。「このお店、大丈夫?」という不信感からお客さんが来なくなってしまったら、お店の経営状態に響いて営業できなくなってしまうことさえあります。最終的に大きな被害をこうむるのはお店であり、そもそものトラブルの火種をつくったのはAくんたちですから、お店側からの損害賠償請求など、重い責任を問われてしまいかねません。
自分もウッカリやらかしちゃうかも…
身近な法律、きちんと知っておこう!

CASE2:
意外! 場合によっては本のコピーもダメ?!

卒論の作成に追われるBさん。参考文献を探すために、大学の図書館にやってきました。果てしない数の蔵書をすみずみまで探し、なんと研究テーマドンピシャの理想の本をゲット!しかし、時はすでに閉館間際……。本は分厚くてかなりの重さ、借りて帰るにもひと苦労なので館内のコピー機で必要部分をコピーしちゃいました。該当部分を抜粋してつなぎ合わせれば、これで論文もラクラク書けちゃうぞ~♪とルンルンなBさんでしたが……。

解説:本のコピーより、文章の丸写しがアウト!!
書籍や雑誌などの著作物は著作権法で保護されています。例えば本をコピーするとき、大学図書館等での書籍コピーなど、個人や家族間などのごく限られた範囲での使用であれば著作権法違反にならないケースも。それよりたとえ一部分だったとしても、文章を丸写しして自分の論文にしてしまったことがアウト!本の内容を引用したい場合は、「引用部分を明確に」「出所を明示」などの条件をクリアしなければなりません。
「自分は大丈夫!」はキケンかも。
他の練習問題にチャレンジ!

CASE 3
「ホントはナイショ」と話した
自社商品の秘話がSNSに

念願の商品開発部で働く新社会人のCくん。今日は大学時代の仲間とひさしぶりの飲み会です。近況報告に花が咲き、さらに場を盛り上げようとCくんは誰もが知る自社のヒット商品の裏側を得意げに話してしまいました……!
でも実はこの話、社外には絶対にヒミツのエピソード。「ここだけの話!」と念押ししたものの、仲間の一人が酔った勢いで内容をSNSにアップ……。勤め先の企業秘密がネットの海に広がってしまいました。これってどうなっちゃうの……?

解説:企業秘密の漏えいは、犯罪になりえます!
社外秘の情報がバレると「ライバル企業にマネされる」というリスクを思い浮かべますが、実は問題は他にも。製法、営業や顧客の情報など、事業活動に欠かせない情報は「営業秘密」と呼ばれ、第三者などによる侵害から法的に守られています。でもそれは「企業秘密が公然にされていない」ことが条件。情報が漏れると保護を受けられなくなってしまいます。「営業秘密」を漏らすことは事業の妨害でもありますから、罪に問われることもあるのです。
法律は社会人の必須知識
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「これくらいなら大丈夫」と思うなかれ
落とし穴は身近なところにある!

法律は、社会のルールを定めたもの。法律を知らなかったばかりに取り返しのつかないトラブルにつながることも……。「法的にNG!」は、ほかにもたくさんありそうですよね。「むずかしそう」「自分には関係ない」なんて思わずに、法律のこと、もっと知ってみませんか?

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