値を示す棒グラフや、構成比率を表す円グラフでは、値を順に並べることで、データの大小が分かりやすくなります。
Excelのグラフは、グラフの元となる表のデータを並べ替えることで、簡単にグラフにも降順昇順を反映させられます。グラフと表の連携を利用して、グラフを並び替えてみましょう。
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Excelのグラフの並び順は、グラフを作成した元データに依存します。
そのため、単純にグラフ化すると不規則な見た目になり、データの順位が分かりにくくなる場合があります。
そうした場合に効果的なのが「降順」と「昇順」という機能です。
「降順」は、データを値の大きいものから順に並べること。
「昇順」はその逆で、値の小さいものから並べることを言います。
上にある売上実績のデータで言えば、売上の多い順番(降順)に棒が並んでいれば、実績のランキングが一目で分かります。
それでは、実際にグラフの順番を並び替えてみましょう。
グラフ自体を並び替えるのは手間がかかるため、グラフの作成元である表データの順番を並び替える方法がおすすめです。
グラフと表データは連動しているため、表データの並び替えがグラフにも反映される仕組みになっています。
【1】グラフ作成元のデータで、値を並び替えたい列の任意の1セルを選択
必ず1セルだけを選択してください。
複数のセルを選ぶと選んだセルのみが並び替わり、隣の対応する項目との関連性が切れてしまいます。
【2】Excelメニュー「ホーム」→「並べ替えとフィルター」→「昇順」/「降順」を選択。
ここでは「降順」を選びます。
【3】表データの値が大きい順に並び替わり、グラフの並び順も同様に変更されました。
【4】表の最後に合計値が入っていて、合計値だけを除いて並び替えを行ないたい場合などは、操作が少し変わります。
手順【1】でセルを選ぶ際、並び替えたい範囲を隣の対応する項目と一緒に選択してください。その後、「並べ替えとフィルター」内の「ユーザー設定の並べ替え」を選択します。
【5】「最優先されるキー」を「売上(9月)」に、「順序」を「大きい順」に設定します。
【6】合計を除いた値の「降順」で並べ替えできました。
なおExcelでは、表の並び順は変更せず、グラフの順番だけを手軽に並び替えられる機能が残念ながらありません。
グラフの並び順だけを変更したい場合は、グラフ作成用の表を別の場所にコピーしてから順番を入れ替えた上で、グラフを作成するといいでしょう。
まとめ
降順、昇順でグラフを並び替える方法をご紹介しました。
値の大きさに関係なく特定の項目だけを並び替えたい場合にも、今回の方法は応用できます。
表とグラフが連動しているということがポイントですので、この機会に覚えておきましょう。
(学生の窓口編集部)
2019/12/06
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2019/12/05