Excelグラフの最大値・最小値の変更方法を徹底解説

更新:2023/06/26

ITスキル

グラフの最大値・最小値の設定は、グラフの見やすさの決め手となる重要な要素のひとつです。

設定方法によってグラフの印象ががらっと変わることもあるので、データの種類や値の傾向を見て設定を変更しましょう。

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グラフの最大値・最小値とは?

グラフの軸を見た時に、上端に表示される数値が最大値、下端に表示される数値が最小値です。

両者の数値を変更することで、グラフの見た目や印象は変化します。

例えば、100点満点のテストの成績をグラフ化したい場合、最大値は100にしたほうが、満点までの到達度がわかりやすくなるでしょう。

最大値・最小値を変更する

それでは、実際に最大値と最小値を変更してみましょう。

【1】最大値・最小値を変更したい軸を選択

【2】Excelメニュー「書式」→「選択対象の書式設定」を選択

【3】「軸のオプション」の中から、「最大値」/「最小値」の値を変更

ここでは「最大値」を「100」、最小値を「40」に変更してみます。

【4】設定した数値に、最大値・最小値が変更されました。

変更前のグラフと比べると、成績の差異がより強調され、比較しやすいグラフになったことが分かります。

小数点とマイナス

グラフ軸の値は、小数点以下の値やマイナスの値まで表示させることができます。

小数点以下まで表示させたい場合は、グラフ軸を選択して前述の「選択対象の書式設定」から「表示形式」を「数値」にし、その下の「小数点以下の桁数」を「1」や「2」に変更してください。

この数字の分だけ、小数点以下の値が表示されます。


データにマイナスの値が含まれる場合は、グラフを作成すると自動的にマイナスの値まで表示されます。

ただし、0が基準の横軸になるため、軸ラベル(ここでは社名)が0のラインのすぐ下に表示されてしまいます。

「選択対象の書式設定」から、「ラベルの位置」を「下端/左端」に設定することで下端に移動できます。

目標値と基準線

グラフに目標値を設定し、その値を基に基準線を引くことができます。

例えば、売上高のグラフを作成する場合、実際の売上高の他に売り上げ目標を表示させることで、売上の達成/未達状況を表示できます。

【1】グラフを作成する元データに目標値も入力しておく。

目標値はすべて同じ値にしましょう。

【2】このデータを基に棒グラフを作成すると、次のようなグラフが出来上がります。

【3】グラフを選択し→Excelメニュー「グラフの種類の変更」→「すべてのグラフ」タブの「組み合わせ」→「売上目標」を「折れ線」に変更

【4】目標値で基準線を引くことができました。

グラフに日付を入れる

日付入りのデータからグラフを作成する際、表示単位が「1月」に設定されてしまっているために、軸に表示される日付がデータ通りにならず、一カ月単位で表示されてしまう場合があります。

作成元のデータと同様の日付を表示したい場合は、次の方法で設定を変更しましょう。

【1】日付の軸を選択状態にし、前述の「選択対象の書式設定」→「軸のオプション」の「軸の種類」を「テキスト軸」に変更


【2】データ通りの日付が表示されました。


まとめ

最大値・最小値に加え、値の表示方法を変えたり、基準線を引いたりすることで、グラフの「見せ方」を変える方法をご紹介しました。

他にもさまざまな設定方法がありますが、まずはここで紹介したExcelグラフの基本設定を押さえておきましょう。

(学生の窓口編集部)

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