MacでWindows版のExcelファイルが開かない! 困ったときの対処法

更新:2022/05/24

ITスキル

同じExcelのはずなのに相手から送付されたファイルが開けなくて困ることがあります。

相手がWindowsでこちらがMacの場合は「Macだからじゃないですか」と言われ気まずい思いをすることも……。

ここでは、人からもらったExcelファイルが開けないMacユーザー向けに対処方法を紹介していきます。

MacでWindows版のExcelが開けないときの対処法

MacでExcel開けないとき画像1

Windowsパソコンで作ったExcelファイルがMacのExcelで開けない場合、

  • ・Google スプレッドシート
  • ・Numbers
  • ・その他フリーソフト

などで開ける場合があります。

それぞれどのように変わるのか、Excelファイルの状態を実際にみながら確認してみましょう

Windows版のExcelをGoogleスプレッドシートで開く方法

Googleソフト(Googleアプリ)は、Googleアカウントがあれば誰でも無料でWebブラウザ上から使えるアプリケーションです。

MacでExcel開けないとき画像2


GoogleドキュメントはWord系、GoogleスライドはPowerPoint系ですから、これらのソフトを使いたいときにも便利です。では、実際にExcelファイルを開く場合で見ていきましょう。

1.「スプレッドシート」→「空白」を選択する

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2.「ファイル」→「開く」を選択する

MacでExcel開けないとき画像4

3.「ファイルを開く」のタブの中から「アップロード」を選択

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表示に従ってドラッグ&ドロップするか、「デバイスのファイルを選択」で開きたいExcelファイルを選択してください。Excelファイルを開けるはずです。

Windows版のExcelを「Numbers」で開く方法

「Numbers」とは、MacにプリインストールされているApple純正の文書・表計算・プレゼンテーションソフト「iWork」に入っている表計算ソフトです。

「iWork」には文書の「Pages」、表計算の「Numbers」、プレゼンテーションの「Keynote」3つが入っています。

この「Numbers」を使ってExcelファイルを開くやり方を見ていきましょう。

1.「Finder」→「新規Finderウィンドウ」→「アプリケーション」を開く

MacでExcel開けないとき画像7

「Numbers」をダブルクリックしてください。

2.Numbersが起動したら「ファイル」→「開く」を選択

MacでExcel開けないとき画像8

開きたいExcelファイルを選択するとファイルが開きます。

MacでExcel開けないとき画像9

MacでExcelの代わりになる無料のフリーソフト

オープンソースで開発されたフリーソフト「Apache OpenOffice」や、「LibreOffice」などはMacで無料で使えるExcel代わりになるソフトとして有名です。

Googleスプレッドシートやnumbersでも開けず、他の方法も試す必要がある場合は使ってみるのもよいでしょう。

しかしこれらのソフトは、あくまでもExcelの代替品であることを忘れないでください。Excelではできるのに、これらのソフトではできない操作も多く、不便を感じるようならExcelを購入した方がいいでしょう。

Mac版のエクセルは使いづらい?

Mac版のExcelはWindows版と画面構成が異なる部分もあり、Windows版に慣れている人にとっては「使いにくい」と感じるケースがあるようです。

まずは、オンライン上で無料で使える「Microsoft Office オンライン」で試してみて、大丈夫なようなら購入するなどの対策をした方がいいかもしれません。

関連サイト:Microsoft Office オンライン

MacにダウンロードしたExcelファイルが文字化けしたときの対処法

ダウンロードしたCSV形式のExcelファイルが、Macで開けたのにも関わらず文字化けしてしまっているときがあります。

この場合は「テキストのエンコーディング」、つまり文字コードを変更すると解決できる場合があります。

その方法を実際に見ていきましょう。

テキストのエンコーディングの方法

  1. 1.該当のCSVファイルを右クリックし「テキストエディット」で開く
  2. 2.「ファイル」→「複製」を選択
  3. 3.メニューバー「ファイル」→「保存」を選択し、拡張子を変更
  4. 4.エンコーディングを「Unicode(UTF-16)」または「日本語(Shift JIS)」のどちらかにする
  5. 5.「保存」をクリックして終了し、改めてExcelで開く

1.該当のCSVファイルを右クリックし「テキストエディット」で開く

MacでExcel開けないとき画像10

2.「ファイル」→「複製」を選択

MacでExcel開けないとき画像11

3.メニューバー「ファイル」→「保存」を選択し、拡張子を変更

MacでExcel開けないとき画像12

拡張子「txt」を「csv」にし、「標準テキストのエンコーディング」を別のものに変更していきます。

4.エンコーディングを「Unicode(UTF-16)」または「日本語(Shift JIS)」のどちらかにする

MacでExcel開けないとき画像13

このどちらかにすると文字化けしないケースが多いです。

あとは、「保存」をクリックして終了し、改めてExcelで開けば完了です。

MacとWindowsの互換性とは

ある製品やシステム、ソフトウェアなどについて、別のものに置き換えても問題なく使えるものを「互換性がある」と表現します。

たとえばOffice 2016は、Windows版とMac版両方で発売されているため、同じファイルで開けますし、保存方式も同じです。

しかし、Office 2013はWindows版でしか発売されなかったので、Office 2011 for Macを使っている人に送る場合は、以前のバージョンとの互換性があるファイル形式で保存する必要があります。

どうしても開けないときは送り主に相談を

Windowsで作ったファイルがMacで開けない場合、GoogleアプリやMac純正のアプリ、フリーソフトなどを使って無料で開くことができます。

もし取引先から送られてきたExcelが開けないなどのトラブルがあったときには、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。

それでも開けない場合はファイルを送付してきた人に開けないことを相談して送り直してもらいましょう。

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