健康診断の検査内容は?どこまで調べる必要がある?

更新:2019/12/19

入社準備

会社から健康診断を受診するように言われたとき、どの検査項目を受けたらよいのか、疑問に思うかもしれません。
ごく一般的な健康診断書に書かれる検査項目やその詳細について紹介します。

健康診断書の一般的な検査項目は

健康診断の検査内容

健康診断書に書かれる一般的な検査内容は以下の通りです。

・身長
・体重
・視力
・聴力
・血圧
・胸部レントゲン
・尿検査
・胸打診
・心電図
・血液検査(貧血、肝機能、血中脂質検査、血糖検査を含む)

学校の定期健康診断で受診したことがある人も多いでしょう。

企業に提出する健康診断書の必要項目とは?

企業に提出する健康診断書の必須項目は下記の通りです。

・身長
・体重
・視力
・聴力
・血圧の測定
・胸部レントゲン
・尿検査

また、会社によっては、血液検査や心電図なども必要となる場合があります。必要な検査項目を事前に確認しておくほうがよいでしょう。

現在の健康状態について、測定および検査をして、医師の総合的な判断を記載したものを提出します。基本的に、発行から3ヶ月以内のものでないといけません。

企業に健康診断書を提出する場合は

病院によって健康診断の種類が異なるので、会社から指定がなければ「雇入時健康診断」を選ぶのが妥当だといえます。

「雇入時健康診断」は、企業へ就業するときに健康診断書を求められた場合、または学校の指示で健康診断書を提出する場合の健康診断です。検査項目は労働衛生規則(労働安全衛生規則第43条)に基づいた内容となっております。一般的に、自費の場合1万5千円ほどで受診することができます。

健康診断書の内容って誰に見られるの?

健康診断の検査内容

健康診断書の内容は、管理職や人事担当者などが目を通します。今後のことも考えて、持病があれば事前に報告しておくとよいでしょう。職場での理解を得やすいです。

健康診断書の内容は、あくまでも参考としてみるだけですので、内定の合否には関係ないとされています。

健康診断書を提出する時の形式について

一般的には、健康診断書の結果は書面で発行されて、それをそのまま会社に提出する形式が多いです。コピーはせず、原文を提出します。

しかし、会社によってはデータ形式での提出が求められる場合があるので、病院が指定の形式で結果を提出してくれるか確認が必要です。特に、データ形式は扱っていない病院もあるので、気をつけましょう。

健康診断にはどんな種類がある?

健康診断は「一般健康診断」と「特殊健康診断」の二つに分類されます。

「一般健康診断」とは、事業主が実施することが法律で義務付けられている健康診断で、雇入時の健康診断・定期健康診断・特定業務従事者の健康診断・海外派遣労働者の健康診断などがあります。

「特殊健康診断」とは、法令で定められた業務または特定の物質を取り扱う労働者を対象にした健康診断です。

血液検査がある場合

会社によっては、健康診断の項目に血液検査が含まれることがあります。血液検査も診断してもらう場合は、検査時間が多めにかかることに留意しましょう。

さらに、結果が出るまでに日数がかかるので、あらかじめ余裕を持って受診しておくことをおすすめします。

問診のみの健康診断書は基本NG

健康診断の検査内容

問診のみの健康診断書は基本的に無効とされているので、気をつけましょう。ただし、既往歴や業務歴、自覚症状などについては、問診で話した内容が反映されます。健康診断書に記載するかは、医師の判断によるので、自己認識していることはすべて話すとよいでしょう。

健康診断書にある業務歴の意味とは?書き方も詳しく解説

業務歴は、特定の事例を確かめるための項目です。健康診断を受診する本人ではなく医者が、体に影響のある職歴があった場合に記入します。医師は問診した内容で判断するので、気になることがあればすべて伝えるようにしましょう。

オプションで血液型の検査もできる

病院によっては一般の健康診断にプラスしてオプションで他の検査を受診することができます。血液型判定や検便検査、感染症検査など他にも検査できる項目がいくつかあるので、健康診断の機会に受診してみてもよいでしょう。

まとめ

入社時に健康診断を受けるなら「雇入時健康診断」を選ぶとよいでしょう。ただし、会社によって検査する項目に違いがあるので、細かくチェックする必要があります。

また、検査結果の提出形式は書面とデータ形式があります。XML形式のデータ提供が可能な病院もあるので、必要であれば、選択しましょう。なお、XML形式データのファイル仕様は、厚生労働省の特定健診標準フォーマットとなるケースが多いです。

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