企業が「卒業証明書」を求める意味は? 提出するときのポイントも確認

更新:2019/12/19

入社準備

内定受託後、就職先に提出しなければならない書類のひとつに「卒業証明書」があります。 今回は卒業証明書とは何か、そして提出するときのポイントなどについて、解説していきます。

企業が「卒業証明書」を求める意味は? 提出するときのポイントも確認

卒業証明書とは

卒業証明書とは、学校などの教育機関において必要な課程を修了し、卒業したことを証明する書類のことをいいます。

卒業証書や学位記のように、1枚のみ交付されるというわけではなく、申請をすることで、何枚でも入手することができます。

卒業証明書が必要な一番の理由

卒業証明書は「いつどこの大学を卒業したか」を証明する書類です。企業は卒業証明書の提出を求め、学歴の詐称など、履歴書の虚偽がないかを確認します。

卒業証明書の内容はどんなことが書かれているのか?

卒業証明書には主に下記のような事項が書かれています。

・氏名
・学籍番号
・所属する学部や学科
・入学した年
・卒業した年
・学位


卒業証明書は他にもこんな用途に使われています

卒業証明書は、就活以外にも、資格取得試験などでも求められることがあります。

資格取得試験では、大学を卒業していることにより受験資格を得られたり、科目免除が受けられる科目があるのです。

大学院の卒業証明書は「修了証明書」

大学院の卒業証明書は「卒業証明書」ではなく「修了証明書」と呼ぶので気をつけましょう。

卒業証明書と卒業証書の違い

混同してしまいがちですが、『卒業証明書』と『卒業証書』は別物です。「卒業証明書」は卒業したことを証明する書類で、手続きをすれば何度でも発行してもらえますが、「卒業証書」は原則再発行できません。

卒業証明書は最終学歴のものを提出するのが基本

卒業証明書は、原則的に最終学歴のものを企業に提出します。入手方法としては、学校の窓口・郵送・ウェブ申請が多いようです。

卒業証明書の交付申請書の記入例

交付申請書の記入例は以下の通りです。

・交付申請する日


・氏名
・生年月日
・現住所
・電話番号

・卒業学部・学科
・必要な部数

・卒業証明書が必要な理由

複数枚発行が必要な場合は、必要な部数を記入することで、まとめて申請することができます。

卒業証明書を発行する際「使用目的」は何と書く?

大学に卒業証明書の発行申請をする際の「使用目的」には「就職活動のため」と書きましょう。

卒業証明書の写しはコピーのこと

就職先から「卒業証明書の“写し”を提出してください」と依頼されることがあります。写しとは、コピーのことですが、基本的に卒業証明書は原本を提出するのがルールですので気をつけましょう。

卒業証明書を発行するタイミング

発行する際の注意点として、学校の窓口でしか発行の対応をしていない場合は、時間に余裕を持って、あらかじめ発行してもらうとよいでしょう。

ただし、発行日から3ヶ月以内のものでないと認められないことも多いので、発行のタイミングには気をつけます。

「割印」の確認をしっかりと!

卒業証明書を受け取ったら、『割印』があるか確認しましょう。割印とは、複数枚からなる書類が一連のものであることを証明するために、二つの紙面にまたがって押されている印のことをいいます。

卒業証明書の作成は自分でしてはいけない

卒業証明書は、卒業したことを学校が認めて発行するものなので、自分で作成してはいけません。きちんと手続きして発行してもらいましょう。

卒業証明書のサンプル(見本)

卒業証明書のサンプルは以下の通りです。

卒業証明書

氏名
生年月日
学籍番号

下記のとおり相違ないことを証明する。

〇〇学部✕✕学科

20〇〇年4月1日 入学
20〇〇年3月20日 卒業

学士

発行日
住所

「学位記」でもOK?

学位記とは、大学や大学院などが学位授与したことを証明するものになります。学位記が卒業証明書の代わりになるか、というのは企業によって対応が異なります。きちんと確認したうえで、必要な書類の提出を心掛けましょう。

まとめ

卒業証明書は就職先に提出する重要な書類です。学校によっては、卒業したタイミングで全員に1通ずつ発行してくれるところもありますが、自分で申請する際は、学校の窓口・郵送・ウェブで申請しましょう。

時期によっては、発行に時間がかかることもあるので、余裕を持って申請することをおすすめします!

(学生の窓口編集部)

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