【郵送マナー】書類や手紙を送るときの封筒の書き方

2019/02/15

電話・メール

ビジネスシーンでの情報伝達には、メールを使うことが圧倒的に多くなりましたが、大事な書類や手紙、招待状や案内状を送るときには、まだまだ郵便を使うという会社も多いようです。今回は、郵便物を出す際に必要な宛名の書き方から、封字と呼ばれる「〆」の字の使い方まで、詳しくご紹介します。

封筒

封筒、便せんの選び方と折り方

まず、封筒には洋封筒と和封筒があるのをご存知ですしょうか? フタ(開け口)を上にして、横長のものが洋封筒、縦長のものが和封筒です。一般的にビジネスの場では、書類や手紙を送るときには和封筒、招待状や案内状を送るときには洋封筒が使われています。

また、ただ書類だけを送るときでも、送付状をあわせて入れるとより丁寧な印象になります。送付状は必ず入れなければならない書類ではありませんが、ビジネスマナーとして入れておいたほうがよいでしょう。

手紙の折り方のマナー

正式な手紙の折り方とマナーをご紹介します。

 ◆和封筒で三つ折りの場合

・手紙の書き出しが右上にくるように文面を表にして置きます。

・下から上に3分の1を折ります

・上3分の1を折り重ねます。

・封筒の裏から見て、右上に「拝啓」など、手紙の書き出しが来るように入れます。

・ノリで封をし、封字(〆など)を書きます

 

◆和封筒で四つ折りの場合

・手紙の書き出しが右上にくるように文面を表にして置きます。

・下から上に半分を折ります

・再度、下から上に半分を折ります

・封筒の裏から見て、右上に「拝啓」など、手紙の書き出しが来るように入れます。

・ノリで封をし、封字(〆など)を書きます

 

◆洋封筒(横書き)

・手紙の書き出しが左上にくるように文面を表にして置きます。

・下から上に半分を折ります

・右から左に半分を折ります

・封筒の裏から見て、手紙の書き出しが「左上」に来るように入れます。

宛名の書き方のマナー

宛名の書き方は、和封筒と洋封筒で異なります。また封をするときは、セロハンテープやホッチキスではなく、のりづけが望ましいでしょう。

◆和封筒/表面

・基本的には縦書き

・右から、住所、会社名、所属部署名、肩書き、宛名の順に書く

・番地などの数字は、基本的には漢数字

・宛名は中央にくるように配置

・切手は左上に貼る

 

◆洋封筒/表面

・基本的には横書き

・上から、住所、会社名、所属部署名、肩書き、宛名の順に書く

・番地などの数字は、基本的には算用数字

・宛名は中央にくるように配置

・切手は右上に貼る

 

◆和封筒/裏面

・封筒の左側に、自分の住所、会社名、所属部署名、名前の順に書く

・封筒の封じ目(のり付けしたフタ部分の中央)に「〆」「封」「緘」などと書きますが、「〆」が使われることが多いです。女性のみ「蕾」も使えます。お祝い事には「寿」「賀」にします。

 

◆洋封筒/裏面

・封筒の下中央、または下左側に、自分の住所、会社名、所属部署名、名前の順に書く

(※洋封筒の場合は、和封筒と違って封じ目に「〆」「封」「緘」が不要ですが、書いても失礼ではありません)

切手のマナー

封筒を投函するとき、最後に気をつけたいのが料金です。手紙(第一種郵便物)は、サイズによって「定型郵便物」「定形外郵便物(長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、および重量1kg以内)」といった規格があり、それにより料金が変わってきます。「定型郵便物」の場合、25gまでは82円、50gまでは92円の切手の切手で送ることができますが、「定形外郵便物」の料金は重量性になっています。「ちょっと重いかな?」「このサイズは定型で大丈夫かな?」 など、自信がない場合は、郵便局から送るといいでしょう。

まとめ

今回は郵送する際の、封筒の書き方や手紙の折り方など、全般的なマナーをまとめてご紹介しました。基本の書き方、ルールをしっかりと覚えて手紙や封筒を使ったコミュニケーション力もアップさせていきましょう。

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