正しい挨拶の仕方は? ビジネスマナーの基本を押さえよう

2019/02/13

対人マナー

家庭や学校で「挨拶は大事」と教えられたことがあると思います。それは挨拶が、他人とのコミュニケーションの基本であり、あなた自身の印象を左右するものだからです。それは社会人になっても同じ。むしろビジネスのシーンでは、正しい挨拶ができることは必須とも言えます。どんな場面に遭遇しても困らない、TPOに合わせた正しい挨拶の仕方や、言葉の使い方を学んでいきましょう。

挨拶

挨拶の基本

挨拶の基本は自分からするということです。特に入社したての頃は、相手の顔と名前が一致していなかったり、タイミング的に声をかけていいのかどうか判断できない……といったような不安から、ついつい声をかけそびれてしまうこともあるでしょう。

また中には、相手が挨拶をしてきたら、自分も返そうと考える人もいるかもしれません。でも、新入社員のうちは、まわりにいる全ての人が目上の人です。目上の人に挨拶をされるまで待つ、あるいは相手が挨拶をしてこなかったからといって、自分もしないというのは、失礼にあたります。反対に、自分から積極的に挨拶をすれば、相手も自分から心を開いてあいさつをしてくる人にはよい印象をもつでしょう。それでは、次のことを踏まえて、積極的に自分から挨拶をするように心がけてみましょう。

1)声

明るく元気な声で挨拶を。その際、語尾を伸ばしたり、省略したりせず、はっきりと発音すると、好感度がアップ。ただし、静かな場所や狭い場所で大声を出すのは場違いです。シーンに応じて声の大きさを調整をしましょう。

2)表情と視線

相手の方向や目を見て、明るい表情を心がけましょう。いくら元気な声で挨拶をしても、視線を逸らしたり表情が暗かったりすると、せっかくの挨拶もかえって悪い印象を与えてしまうことも。

3)姿勢

挨拶を終えるタイミングでお辞儀を添えると、より心のこもった挨拶になります。

4)気をつけたいポイント

・廊下などで、先輩や上司、取引先の方とすれ違った場合。歩きながら挨拶をするのは失礼にあたります。一度立ち止まってから挨拶をしましょう。

・階段ですれ違う場合は、相手とできる限り、同じ高さになってから挨拶をしましょう。高い位置からの挨拶は失礼にあたります。

シチュエーション別挨拶の言葉

ビジネスシーンの挨拶は、同じシチュエーションでも、相手によって使う言葉が異なることがあります。しっかり覚えておきましょう。

■朝、出社したら

おはようございます

■社内ですれ違ったとき

こんにちわ/お疲れ様です

※「ご苦労様です」は、目上の人が目下の人間をねぎらうときに使う言葉なので、上司や先輩、取引先の方には使わないようにしましょう。目下から目上に対しては「お疲れ様です」を使うのが、正しいとされています。

■離席、外出するとき

○○へ行って参ります

■離席、外出先から戻ったとき

ただいま戻りました

■離席、外出する人を見送るとき

行ってらっしゃい

■離席、外出から戻った人を迎えるとき

お帰りなさい

■相手に話しかけるとき

失礼いたします。今、お時間よろしいでしょうか?

■来客を迎えるとき

いらっしゃいませ、いつもお世話になっております

■退社するとき

お先に失礼します

■上司や同僚が退社するとき

お疲れ様でした

以上がビジネスシーンでよく使う挨拶の言葉です。TPOに合わせた挨拶ができるように、しっかり覚えておきましょう。

まとめ

最初は間違った挨拶をしたり、噛んでしまったりして、恥ずかしい思いをすることもあるかもしれません。それでも明るく心をこめて挨拶をすれば、相手に気持ちは伝わるはず。しっかり声を出して、繰り返し挨拶をするように心がけて、まずは社内での挨拶を習慣づけてみてくださいね。

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