「粛々と」の意味・読み方は? 例文と類語を挙げてご紹介!

2018/11/06

ビジネス用語

政治家の答弁で「ご質問の件につきましては、粛々(しゅくしゅく)と進めてまいります」など「粛々と……」という言葉が使われるのを聞いたことがありませんか? 今回は、この「粛々と」の意味、使い方についてご紹介します。

「粛々と」の意味・読み方は?

「粛々と」の意味とは?

「粛」には「心を引き締める」「つつしむ」「厳(きび)しくする」という意味があります。「粛々」は「粛」を重ねたものですから、さらに「心を引き締める」、「厳しくする」にという意味になりますね。『広辞苑』では「粛々」を、次のように説明しています。

しゅく-しゅく【粛粛】
(1)つつしむさま。
(2)静かにひっそりしたさま。
(3)ひきしまったさま。
(4)おごそかなさま。
「葬列が――と歩む」
(『広辞苑 第六版』P.1337より引用)

つまり「粛々と」は、「心を引き締めて厳しく」「厳(おごそ)かに」「ひっそりと」といった意味になるので、「粛々と進める」は「心を引き締めて厳しく進める」、「粛々と歩む」は「厳かにひっそりと歩く」という意味になります。

「粛々と」はどんなときに使えばいい?

前述したように、「粛々と」という言葉は、「心を引き締めて」「厳しく」「静かに」対峙しなければならないときによく使われます。

ですので「にぎやかなサンバ・カーニバルの一隊が粛々と通り過ぎた」というような使い方は好ましくありません。「粛々と」を使う際には「厳か」で「静か」なニュアンスが表現されることが望ましいのです。以下に「粛々と」の例文を挙げてみましょう。

1.彼は粛々と議事進行を行った。

2.部長「改革案を粛々と進めてほしい」

3.株主総会は粛々と進行した。

4.A大臣「その件につきましては粛々と進めてまいります」

「1」は「ひっそり静かに」「心を引き締めて」といった意味で「粛々と」が使われています。「2」では、『「心を引き締めて」「厳しい態度」で改革案を進めるべし』という気持ちを発言に込めています。「3」は「心を引き締めて厳しい態度で」という意味で「粛々と」を使っています。「4」は政治家の発言でよく聞くたとえです。事態を重くとらえ、「心を引き締めて進めてまいります」と説明しているわけです。

このように「粛々と」という副詞は、「どのような態度や気持ちで物事に当たるのか」を表現する言葉なのです。

「粛々と」の類語

「粛々と」の類語には、

・厳(おご)かに
・厳粛(げんしゅく)に
・粛然(しゅくぜん)と/粛然として
・密(ひそ)やかに

などの言葉を挙げることができます。例えば「葬列が粛々と歩む」というのは、「葬列が厳かに歩む」「葬列が密やかに歩む」と、同じような意味だと考えられます。

まとめ

「粛々と」は「心を引き締めて厳しく」「静かにひっそりと」「厳かに」という意味をあらわす言葉です。なにかと慌ただしい日々を過ごすことも多いかとは思いますが、たまには一度立ち止まり、「粛々と」ものごとを進めてみると、いつとは違う新しい発見があるかもしれないですね!

(高橋モータース@dcp)

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