お局さまのせいで職場の人間関係が最悪! やり過ごすにはどうすれば?【ものすごい愛の相談窓口】

2018/09/20

社会人ライフ

新社会人からリアルな悩みを募集し、独自の視点からアドバイスをもらう連載「新社会人のお悩み相談室」。今回は、「職場のお局さまのせいで人間関係が悪い」というお悩みに、元・社蓄OLで、現在は主婦業にパワフルに励むものすごい愛さんが回答します。

お局さまのせいで職場の人間関係が最悪……やり過ごすにはどうすれば?

イラスト・saori・tanaka

すっかり夏の暑さも鳴りを潜め、安売りのときに大量に買い込んでいた汗ワキパッドや制汗スプレーとようやくオサラバできた新社会人のみなさま、ごきげんよう。

北海道出身で暑さにはめっぽう弱いため、社畜時代は11月頃までわたし1人だけ汗だくで仕事をしておりました、ものすごい愛です。

というわけで、今回は常に機嫌が悪いお局様との接し方に悩む新社会人の相談に、無職がお答えします。

Q.職場での人間関係が悪い
アルバイトのお局さまが厳しくて、とにかく新人が嫌いな人なので、話しかけると常に不機嫌だし、あからさまに態度に出してくるので、自分から声をかけるのが怖くなってしまっている。でも、業務上話さないわけにはいかないので、そこの扱いに悩んでいる。
(女性 23歳 アパレル・繊維)




そもそも“お局さま”って?


あ〜〜〜〜〜〜〜出た出た〜〜〜〜〜〜〜〜!!!! 
お局クソババア〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

職場を牛耳るお局さんの機嫌に左右され、苦しめられている若い人たちはきっとたくさんいるのではないでしょうか?

わたしはありがたいことにそういう人がいる職場で働いたことはないのですが、同年代の友人なんかはあなたと同じような悩みを抱えているみたいで、愚痴を聞くことがよくあります。

まず、“お局さま”の定義を明確にしたいと思います

いわゆる“お局さま”と呼ばれる人たちって、一般的に「その職場に長くいる中年女性のこと」を指すと思うのですが、同性と異性で態度がガラリと変わる、若い女の子を標的に意地悪をする、理由もなくずーっとイライラしている、などという付加条件があってこそですよね。

ただ単に職歴の長い女性だとしても、優しく朗らかに会話ができたり、嫌味っぽいことを言わず誰に対しても分け隔てなく接してくれたり、仕事や部下のことを思って厳しい指導があるのなら、きっとそれは“お局さま”だなんてまわりには言われないはず。

職歴が長い中年女性だろうが、中途採用で入ってきた若い女性だろうが、24時間365日機嫌が悪くて、話しかけてもあからさまに無視をして、同性と異性で態度がガラリと変わる人は、一緒に働いていて楽しくないし、嫌な気持ちになっちゃいますよね。

そんな、職場の人間関係に悪影響を及ぼす人を「お局さま」と言うんです。


お局さまは妖怪! 人間との共存は無理!


そういう人のことは、もう妖怪の類だと思ってしまいましょう。そのお局さまは妖怪、わたしたちは人間、文化の違う別の世界線を生きているのです。

わたしたち人間と同じように、きっと妖怪には妖怪のルールがあります。

本来であれば、人間は職場で円滑に業務を進めるためにまわりとコミュニケーションを取って、苦手な人でもそれなりに挨拶ぐらいはするでしょう。

いくらプライベートで嫌なことがあったからといって、それを職場の人の前で顔に出したりはしないし、ましてや八つ当たりなんてしませんよね。

でも、妖怪の世界では違う。

自分の仕事さえきちんとできれば職場の雰囲気なんて関係ないし、気に入らない人のことはとことん気に入らず仲良くしようと努力すらしない、自分の機嫌次第だけに左右されて過ごす。

本来妖怪とは、人間にとって畏怖嫌煙の存在と言われています。
だから、仲良くなれないし、仲良くなろうとしなくったっていいのです。

あなたまで妖怪にならないで


無理に妖怪と仲良くなる、妖怪の文化を理解する必要はありません。
ただし、あなたの非になるような行動はとらないでほしいと思います。

そのお局さまに嫌な態度を取られたからといって同じように不機嫌さを前面に出して接する、裏であなたのことを悪く言われたからといって「ババアのくせに〜!」と陰口を叩く、そういうやり返しはよくありません。

同じ穴の狢になってしまったら、あなたの味方がいなくなってしまいます

つらくても、悔しくても、最低限人間としてのマナーを守って行動するようにしましょう。

最後に


まだあなたは新社会人で、仕事だけでなく人間関係でも自信がない状態だと思います。
できるだけ失敗しないように、全員と仲良くできるように、と肩に力が入ってしまってはいませんか?

もう少し時間が経って、今より仕事ができるようになって周りからもきちんと評価されるようになったら、気持ちに余裕も出てくるでしょう。

その頃には嫌なお局さま(=妖怪)の扱い方・あしらい方も覚えて、仲良くはなれないまでもおのおののルールの中での共存ができるようになるはずです。
それまでは、別の世界の別の文化を持つ別の生物だと思って過ごしましょう。

いかがでしたでしょうか? 次の相談、お待ちしております。

文・ものすごい愛
北海道出身。心身ともに健康だけが取り柄の、元社蓄のしがない主婦。洗濯洗剤はジェルボール派。AMにて『命に過ぎたる愛なし』を連載中。

連載:命に過ぎたる愛なし 
Twitter:@ mnsgi_ai 


イラスト・saori・tanaka
北海道生まれの関東在住。文字とイラストを描きます。好きな食べものは梨。

Twitter:@ oyocois


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