ロジックとはビジネスにおいてよく使われる言葉です。しかし、正確な意味を理解している人は少ないでしょう。

ビジネスパーソンにおいて、情報や報告を的確に伝えることは最も大切なことです。

この記事ではロジックについて説明し、さらにロジカルシンキングの方法についても解説しています。

ロジックの意味をしっかりと理解し、論理的に考えられる人間になりましょう!

  • ロジックの意味とは

    ロジックの意味や使い方を解説します

ロジックの意味とは? わかりやすくいうと?

ロジックは「論理」という意味で、英語の「logic」からきています。

論理とは「思考の道筋」のことを指し、一見複雑で難しそうな物事を整理分析しながら結論まで導くことです。

簡単に説明すると、「わかりやすくシンプルにしていく過程」こそがロジックということになります。

ロジックの類義語

ここでは、「ロジック」の類義語をご紹介します。

「ロジック」の類義語として、「理屈」「筋道」などが挙げられます。下記のように言い換えることができます。

  • どのようなロジックでこの結論に至ったのか
  • どのような筋道でこの結論に至ったのか
  • どのような理屈でこの結論に至ったのか

ロジックの対義語

ここでは、「ロジック」の対義語をご紹介します。

「ロジック」の対義語として、「筋道が通っていない」という意味である「支離滅裂」「滅茶苦茶」などが挙げられます。

  • ロジックの意味とは

    ロジックの意味を解説しました

ロジックとロジカルの違い

ロジックは名詞なので、「ロジックがある/ない」と表現することができます。

一方ロジカルは形容詞です。

「ロジカルな考え方」といった言葉のように、ロジックの様を表現する言葉になります。

  • ロジックの意味とは

    ロジックとロジカルの違いを解説しました

ロジカルシンキングとは

ロジカルシンキングとは「論理的な思考」という意味です。

難しい課題に対して、詳しく分析して因果関係をときほぐしながら解決策を導き出していく思考の過程を指します。

例えば、根拠をもとに思考の筋道を示して説得力のある解説のできる人のことを、ロジカルシンキングのできる人と表現することもあります。

  • ロジックの意味とは

    ロジカルシンキングとは何かを解説しました

ロジカルシンキングの3つの手法

ロジカルシンキングには主に以下3つの手法があります。

  • 三段論法
  • 演繹法
  • 帰納法

ロジカルシンキングの手法その1「三段論法」

「三段論法」とは、「AはBである、BはCである、よってAはCである」というように 三段階の論法で結論へ導く説明方法 です。

最初に大前提があり、次に小前提、最後に結論となる最も簡単な論理的思考法となります。

「三段論法」は古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスが確立したもので、現代においても使われる最もメジャーなロジカルシンキングの一つでしょう。

ロジカルシンキングの手法その2「演繹法」

「演繹法」とは一般的に 誰もが正しいと思える事実を根拠に、妥当性を導き出していく説明方法です。

例えば、以下のように使います。

  • 砂の女の著者と箱男の著者は同一人物である
  • 砂の女の著者は阿部公房である
  • よって箱男の著者も阿部公房である

このように、事実をもとにして結論を導き出すため、前提としている事実が異なると、結論も間違ったものとなる影響があります。

「演繹法」を使用する際は、根拠となる事実に確実性があり主観が入っていないことを入念に確認するように心がけましょう。

ロジカルシンキングの手法その3「帰納法」

「帰納法」とは、 よく似た事例・傾向などをならべて、結論につないでいく説明方法 です。

例えば以下のように使います。

  • 天気の良い日にはAがよく売れる傾向がある
  • 一方で雨の日は売り上げが伸びない
  • よって晴れの天気予報の日はAの仕入れ数を増やすべきだ 様々な情報から一つの結論を導き出すため、主にマーケティングで使われる手法の一つです。
  • ロジックの意味とは

    ロジカルシンキングの手法を解説しました

ロジックの使い方を例文つきで解説

ロジックを使った例文は以下のとおりです。

  • 売り上げを伸ばす手段には必ずロジックがあるはずだ。

物事に対し論理的な法則がある場合は「ロジックがある」と表現することができます。

  • マーケティング戦略にはロジックを積み上げることが大切だ。

結論に至るまで何度も論理的な考えを続け再考することを「ロジックを積み上げる」と表現することができます。

  • プログラムロジックの弱点を突く。

物事の弱点や破綻している箇所などを指摘することを指します。

揚げ足をとる、という意味に近いでしょう。

このようにロジックを使用した例文はいくつもあり、正しい意味を理解してこそ正しく使うことができます。

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ロジックの意味を知ってビジネスシーンで活かそう

ロジックはビジネスシーンなどでよく使用される言葉なので、正しい意味を理解しておきましょう。

ロジックという言葉はロジカルという言葉と同義であり、よくロジカルシンキングとも使われます。

とくに ロジカルシンキングは、ビジネスパーソンにとって最も必要なスキルと言えます。

会議やプレゼンテーションにおいて、正確な情報を確実に伝えることがビジネスにおいて重要です。

記事で説明したとおり、ロジカルシンキングには主に3つの手法があるため、それぞれを駆使してロジカルシンキングができるビジネスパーソンへと成長しましょう!