ハレ―ションの意味と使い方 写真用語としての意味は?

2018/10/16

ビジネス用語

ハレーションという言葉を聞いたことがありますか? ビジネスシーンでも使われる言葉ですが、日常生活であまり使われる言葉ではないため、馴染みが無いという方も多いのではないでしょうか。今回はハレーションの意味や正しい使い方についてご紹介します。

ハレ―ションの意味と使い方 写真用語としての意味は?

ハレーションの意味は?

ハレーションとは、「他に影響を与える」という意味です。ビジネスシーンでは一般的に「悪影響を与える」「副作用がある」という悪い影響を与える意味で使われることが多い言葉です。また「強烈な印象を与える」「強い影響がある」という意味で使われることもあります。

もともとハレーションという言葉は、写真用語として使われていました。写真を撮ったときに、強い光が当たったため全体が白くぼやけてしまうことがあります。これをハレーションと言います。スマートフォンのカメラやデジカメで、経験したことがある方も多いでしょう。こうした写真は、カメラマンの間では失敗とされていることもあり、「悪影響を及ぼす」というニュアンスができたと考えられています。

また、ハレーションはデザインなど芸術の場でも使われることがあります。派手な色同士を組み合わせると、ぎらぎらとして全体が見づらいデザインになってしまうことがあります。
これをデザイン業界ではハレーションといいます。使われる場所によって意味が異なってくるので、使う際にはしっかりと把握しておくようにしましょう。

ハレーションの使い方と使うシーンについて

・「その行動はハレーションを起こす危険性がある。」
→その行動は他の事象に悪影響を及ぼす危険がある

・「彼が起こした事故によるハレーションが大きく対応に苦慮する。」
→彼が起こした事故のせいで、影響する範囲が大きく対応が大変だ

・「新商品開発は他部署との間にハレーションを起こさないように気を付けよう。」
→新商品開発は、他部署との関係にひびがはいらないよう穏便に行おう

・「新サービスの提供によるハレーションリスクを考える。」
→新サービスを提供する際に、ほかのものに対してどんな影響があるかについて考える

まとめ

ハレーションという言葉は、何か他のものに影響を与える、特に悪影響を及ぼすという意味があります。もともとは写真用語でしたが、現在ではビジネスシーンでも一般的に使われ、デザイン業界でも使われることがあります。
使うシーンによってニュアンスが異なってくる言葉なので、しっかりと意味を把握し、間違えないように使いましょう。

執筆:Click&Clack
学生時代から執筆活動を開始し、図書館や書店、出版社での勤務を経て現在はフリーライター。得意ジャンルは日本語や観光に関するもの。別名義でコラムやエッセイの執筆経験も多数。

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