矜持の正しい意味は?「矜恃」との違いや使い方を解説

2018/08/21

ビジネス用語

「矜持」とは「自分に自信があるさま、誇りやプライドがあるさま」という意味です。「男の矜持」という使われ方をよくします。「男の矜持」とは「男としての自信、自負、誇り、プライドがある」という意味です。

矜持の正しい意味は?「矜恃」との違いや使い方を解説

「矜持」の正しい意味は?

「矜持」には、自信、自負、誇り、プライドを持つという意味だけでなく、「自分をコントロールする」「自分を抑える」「自分を抑制してつつしむ」という意味も含まれています。

「矜持」の「矜」は「矛の柄」が語源です。古代中国の武士にとって「矛の柄」持つことは誇りでした。「持」には「維持する」「たもつ」という意味があります。2つをあわせると「誇りを持つ」「プライドをたもつ」という意味になります。

「矜持」と「矜恃」の違い

「矜持」と「矜恃」、一見同じに見えるかもしれません。でもよく見比べてください「矜持」は「持」ですが「矜恃」は「恃」です。どちらも「きょうじ」と読みます。

「矜恃」の「恃」は心と寺です。「恃」には「依頼する」「たのむ」という意味があります。そのため「矜恃」は「自分には相手に依頼するだけの自信と誇り、プライドがある」という意味になります。「矜持」と「矜恃」の意味はよく似ています。しかし微妙な違いがあるようで、次のような意味合いとなるのです。

「矜持」は「自分に自信と誇り、プライドがあって自制心も持ち合わせているさま」

「矜恃」は「自分に自信と誇り、プライドがあって堂々とふるまっているさま」

「矜持」の使い方は? 例文をそえて解説

・後輩にミスを指摘されて「矜持」を傷つけられた。

・こんな失敗は20年のキャリアを持つ私の「矜持」がゆるさない。

・ゴシップ記事にまどわされることなくしっかり「矜持」を保ってほしい。

・河童としてこれまで持ってきた「矜持」などあとからもなく消え去っていた。

・不祥事によって彼女は自分の「矜持」がしぼんでいくのを感じていた。

・傘張りの内職は武士としての「矜持」がゆるさなかったが背に腹はかえられない。

・祖父の口癖は「男の矜持を大事にしろ!」だった。

・タバコを吸う少年を注意したのは教師としての「矜持」がゆるさなかったからだ。

まとめ

「矜持」について意味と使い方について解説してきました。「矜恃」は、「自信や自負、誇り、プライドを持つ」という意味です。「矜持」と「矜恃」はどちらも「きょうじ」と読みます。意味もほぼ同じですが、若干ニュアンスが違うようなので使う際には注意しましょう。


・執筆:ヤマダ ユキマル
国公立の美術大学を卒業後、広告代理店やデザイン事務所のクリエイターを務める。現在はライターとして活動中。ビジネス関連や健康分野、デザイン関係、茶道、アウトドア、DIYなど幅広い分野のオウンドメディアに連載中。

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