退職のあいさつ・スピーチの例文と退職祝いのメッセージ

2018/07/17

対人マナー


送別会などで退職のスピーチをする場合

会社によっては全体の朝礼や送別会などの場で、退職者のあいさつをするケースがあります。スピーチをする場合には、以下のような点を押さえておきましょう。

退職スピーチがあるのかどうか

突然「では何か一言お願いします」と言われても事前準備ができず、慌てる羽目になります。特に所属部署で送別会を開いてくれる場合、スピーチのタイミングがあると考えられます。念のため、上司や送別会の幹事に確認しておきましょう。

ゆっくり、はっきり話す

スピーチの際は、その場にいる人にしっかり聞こえるように、はっきりと話しましょう。緊張すると早口になってしまうことが多いので、意識してゆっくり話すようにするといいでしょう。

内容は1~2分程度で収まるようにまとめる

スピーチにかける時間は、1~2分程度がいいでしょう。「あいさつは短い方がいい」などということもありますが、あまりに短いのも味気ないものです。逆に話が長くなるのもよくありません。スピーチすることが決まったら、1~2分で収まるように話す内容をまとめておきましょう。

退職スピーチに盛り込む内容

送別会でスピーチをする際は、以下のような内容を盛り込むといいでしょう。

退職する日付

送別会の日付が退職日や最終出勤日と同じとは限りません。いつ退職するのかは、忘れずに伝えましょう。

退職の理由

一般的に、大勢に向かって具体的な理由を説明することはありません。「一身上の都合で」とすればいいでしょう。結婚などのおめでたい理由であれば、伝えても構いません。

感謝の気持ち

「在職中にお世話になったこと」だけではなく「送別会を開いてくれたこと」に対しても感謝の気持ちを伝えましょう。

職場での思い出話

スピーチの中でもこの部分はとても重要です。送別会を盛り上げるには不可欠な要素で、スピーチの時間調整にもなるからです。思い出話がなければスピーチは短く素っ気ないものになり、長すぎれば聞いている人が疲れてしまいます。長さはほどほどに、参加している人が楽しめるような内容を盛り込みましょう。

職場の人たちへの激励

自分は期日がくれば会社を去っていきますが、それ以外の人は引き続き業務を続けていくのですから、お世話になった職場に対して激励の言葉などを伝えましょう。一般的な「皆さまのご活躍をお祈りしています」といった内容で構いません。

以下は上記のポイントを押さえた「送別会での退職スピーチ」の例文です。

送別会での退職スピーチ(例文)

〇〇部〇〇〇〇です。
本日はお忙しい中、このような送別会を開いていただき、ありがとうございました。

私〇〇〇〇は、一身上の都合により、〇〇月〇〇日をもちまして、
退職することとなりました。
在職中はお世話になり、ありがとうございました。

新卒でこの会社に入って〇年、
上司や先輩方には仕事の「いろは」、社会人としての基本など、
いろいろなことを教えていただきました。

また、同僚や部下の皆さんとは同じプロジェクトに取り組み、
いろいろと協力してもらい、共に頑張ってきました。

この会社での経験は、私にとってかけがえのない財産です。
今後もこの経験を生かして頑張っていきます。

私は間もなくこの会社を去っていきますが、
残る皆さんの今後のご活躍を心から祈念しております。

今まで、本当にありがとうございました。


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