「とりあえず」って敬語でどう表現するの?知っておきたいビジネスマナー

2018/05/22

マナー全般

普段の生活で何気なく使っている言葉のひとつに、「とりあえず」というものがあります。しかしこの言葉は目上の人に対してやビジネスの場では使うべきではないとされています。「とりあえず」をビジネスの場で適切な敬語表現にするにはどのような言い方が正しいのでしょうか。

「とりあえず」って敬語でどう表現するの?

「とりあえず」を辞書で調べると、【さしあたって、まず、一応】という意味のほかに【事態に十分対応できないので】という意味があるのがわかります。それによって「とりあえず」という言葉を使われた相手が、自分を軽んじているような印象を受けるのです。つまり逆の言い方をすると、その言葉からは敬意や尊敬の気持ちを受け取りにくいということになります。

「とりあえず」は「まず」「ひとまず」に置き換える

お客様や上司を含め、目上の人に対して【さしあたって、まず、一応】という意味の「とりあえず」を使って話したいときは、「ひとまず」や「まず」という言葉を使いましょう。そうすることで、相手は不快な思いをせずに済みますし、敬意を持って接してくれる人、きちんとした言葉遣いができる人という評価を得られるのではないでしょうか。

具体的な例を挙げると、「この件に関しまして、まずお見積りを送らせていただきます。」や、「今後につきましては、ひとまず持ち帰って相談のうえ、お返事させていただきます。」と言うことで「とりあえず」を使わずに話すことができます。「この件に関しまして、とりあえずお見積りを送らせていただきます。」や、「今後につきまして、とりあえず持ち帰って相談のうえ、お返事させていただきます。」と言われるのでは、明らかに印象が違います。

「さしあたって」「一応」「取り急ぎ」も「とりあえず」と同じようにNG

「とりあえず」の意味に含まれる「さしあたって」「一応」のほか、「取り急ぎ」もビジネスの場や目上の人に対しては使うのを避けましょう。おおざっぱで適当な印象、あるいはおざなりな感じ、手順を省いて要件のみという受け取られ方をされる恐れがあります。ほんのちょっとした言葉の違いが、評価を上げたり下げたりするので気をつけましょう。

例を挙げると、「さしあたってお話しします。」は「今のところわかっている範囲でお話しします。」、「取り急ぎ」は「手短ですが、お許しください。」、「一応」は「おおよそですがご説明させていただきます。」などがよいでしょう。


執筆:山岸りん
短大卒業後、自動車ディーラーをはじめ金融関係、介護関係、保育、学習塾と幅広い業種での経験があり、現在は学習塾で小学生の学習に携わっています。

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