「表題の件」の使い方とは? 標題との違いは?

更新:2022/01/17

ビジネス用語

ビジネスメールで「表題の件」という文言を見たことがあるという人もいるのではないでしょうか?

「表題の件」というメールのテンプレ―ト文章はよく見かけるものの、どのように使えばいいのかわからないという人もいるでしょう。

会社で当たり前のように「表題の件」というやりとりがあるため、「先輩に聞きづらい」と悩んでいる人も少なくありません。

そこで今回は、「表題の件」の適切な使い方についてご紹介します。

「表題の件」というビジネスメールでのテンプレ―ト文章の意味や使い方をきちんと把握して、周囲からも一目置かれる新社会人を目指しましょう!

「表題」ってどこを指しているの?


「表題」とは、いわゆる「タイトル」や「件名」に当たる部分です。

本だと書籍名、雑誌だと雑誌名、メールだと「サブジェクト(メールのタイトル)」が「表題」に該当します。

したがって、ビジネスメールで「表題の件」と書かれている場合は「サブジェクト(メールのタイトル・件名)に書いている内容について」という意味を指すことが一般的です。

「表題の件」の使い方を例文で紹介!【注意点も解説】

まずは「表題の件」を使ったメールの例文を見てみましょう。

メールで「表題の件」を使う場合は、例文のように「件名」と本文内容ひもづけるとわかりやすいためオススメです。

そして、別の話題を書く場合は別件であることをしっかりと書くと、相手にも伝わりやすいので良いですよね!

もちろん、表題が誤った内容になっていないかなども、しっかりとチェックしておくことが大事です。

「表題の件」を使う際の注意点1)件名と内容を一致させる

ビジネスメールにおける表題は「サブジェクト(メールのタイトルや件名)」ですので、「表題の件……」を使う場合は、必ずメールの件名には、メールの内容のテーマとなる文言を入れるようにしましょう。

もし、「サブジェクト(メールのタイトルや件名)」が抜けていれば表題がないことと同じです。

相手に内容が伝わらず、話が進まなくなるかもしれません。

「表題の件」を使う際の注意点2)件名の内容が違う場合はひと言添える

「サブジェクト(メールのタイトルや件名)」に趣旨と異なる内容が書かれている場合は、「表題の件について~」と書き始めるのは避けましょう。

「別件でございますが」など別の趣旨の話であることを伝えないと、メールの内容の食い違いが発生してしまい、相手が混乱してしまうかもしれません。

「表題の件」を使う際の注意点3)目上の人への使用は控える

便利な「表題の件」という表現ですが、会社の社風や人によっては「失礼にあたる」と感じてしまう場合もあるようです。

やり取りしたい内容について文章を入力することが面倒な人にとって「表題の件」という表現は使い勝手が良いかもしれません。

しかし、中には話についていけない人がいるということも考慮しなければなりません。

TPOや送信相手などによって「表題の件」を使うか、件名にかかれている内容を反復するかを適切に使い分けたほうが無難です。

「表題の件」を使った返信の方法

「表題の件」という言葉はメールの返信に対しても良く使われます。

上記の例文を当てはめるのであれば、「2月26日の懇談会実施場所の詳細資料を確認することについて、承知した」と言い換え可能です。

「表題の件」を言い換えると?

「表題の件」の言い換え言葉は「掲題の件」や「標題の件」「首題の件」「首記の件」「主題の件」があります。

一般的な意味は全て「表題の件」と同じく「件名・タイトルの件について」という意味で使われますが、勤務先によって使う言葉が異なるケースがあるでしょう。

言い換え表現を使う際は勤務先やメール送信先の社風を把握し、適切な言葉を使うことが大切だと言えます。

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