「表題の件」の使い方とは? 標題との違いは?

更新:2022/01/17

ビジネス用語

表題と標題ってどう違うの?

「表題の件」の言い換えに「標題の件」が登場しましたが、読み方はいずれも「ひょうだいのけん」です。

言い換え言葉としてもよく見掛けますし、体枠としては同じ意味だと言えますが、意味を細かく見ていくと異なる点があることがわかります。

表題はいわゆる「タイトル」を表す言葉に対して、標題は「タイトル」だけでなく「見出し」を意味する言葉です。

本コラム記事を例に挙げるとわかりやすいかもしれません。

本コラム記事のタイトル「「表題の件」の使い方とは? 標題との違いは?」が表題に当たります。

一方、この見出しである「表題と標題ってどう違うの?」などといった内容の見出し部分が「標題」にあたるのです。

「標題」はレポートで使われることが一般的

本来「標題」は主にレポートで使用する言葉で、ビジネスメールではあまり使うことはありません。

ただし、勤務先や会社の社風によっては「標題」を使うこともあるため、闇雲に「間違い」とするのは避けたほうがよさそうです。

同様に、マナーや言葉遣いへの教育が熱心な会社であったり、上司・先輩が言葉遣いにきちんとしている場合、「表題」と「標題」の意味をきちんと区別して使い分けなければならないでしょう。

「変換間違い」を指摘されて「どちらもあっているのに、どうして?」とならないためにも、細かな意味の違いも把握しておくと安心です。

まとめ

ビジネスメールでも使うことが多い「表題の件」はメールなどの件名・タイトルを省略しながらも、内容を伝える力があることがわかりました。

便利な文言である一方、便利さならではの注意点や送信相手に対しての配慮も必要だと言えます。

また、「表題の件」はさまざまな言い換え言葉もありますが「標題の件」は細かな意味で「表題の件」とニュアンスが異なります。

「表題の件」と「標題の件」は読み方も似ていますので、意味を知らない状態で闇雲に言い換え言葉を使わないほうが無難だと言えます。

「表題の件」の意味や使い方をマスターして、ぜひ先輩や同僚・上司・取引先とのメールの中にうまく活用してみてください!

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(中田ボンベ@dcp)

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