冬のスーツの着こなしと選び方 効果抜群&コスパも高い防寒アイテムとは【デキる新人になる! ビジネスファッションのキホン】

2017/11/25

身だしなみ・ビジネスアイテム

■寒がりな人が冬用のスーツを買うときは、店員を頼るべし!

スーツは、色とりどりで形もさまざまなカジュアルウェアとは違います。似たようなものがずらっと並んでいるため、その細かな違いはなかなかわかりません。毎日スーツに囲まれ、その違いを把握し、販売を続けることで研鑽を積む店員を上手に頼るのがおすすめで、「寒さに強いスーツがほしい」というときも同様です。

というのも、今は冬の寒さ対策に特化した繊維で作られたスーツもあるんです。

インビスタ社が提供しているサーモライト®という繊維があります。この繊維は中がマカロニのような空洞になっていて、そこで暖かい空気を溜め込んでくれます。一方、汗は逃がすために汗がじっとりしたり、冷えてひんやりしたり、ということもありません。サーモライト®は、ふとんやアウトドアのスポーツウェアだけでなく、スーツにも採用されています。

寒がりで困っている方でサーモライト®を知らなかった人も多いはずです。「そんな便利なものがあるなら教えてくれればいいのに」と思うかもしれませんが、冷え性な方が多い女性と違い、男性はけっこう暑がりな方も多いですよね。「夏、スーツが暑くて困っている」という男性は多いですが「冬、スーツでも寒くて困っている」という男性は比較的少ないため、サーモライト®をはじめ、寒さ対策スーツはなかなか脚光を浴びにくいのです。

なので、寒がりの方は自分から「寒がりなので暖かいスーツを」と店員に尋ねてみましょう。防寒はサーモライト®に限りません。各社さまざまな取り組みをしており、店員はシーズン初めに教育を受けています。ここぞとばかりに紹介してくれるはずでしょう。

また、寒がりな人の中には、スーツの下に冬用の暖かい肌着を着ている人もいるかもしれません。スラックスの下に履くスパッツのような防寒肌着も販売されています。ただ一点、こういった防寒肌着を日常的に着る人は、必ず「スーツを買うときは、必ずその防寒肌着を着た状態で試着」してください。特に、かなり細身のスーツが好きな人は「いつもの細身スーツ」の下に防寒用肌着を着ると、肘や膝が曲げられず座ると苦しいくらいぱっつぱつになりかねません。

「肌着一枚でそんなに着心地が違うの?」と思うかもしれませんが、ほんとに違いますよ。特に冬の防寒系の肌着は生地が厚めなものも少なくありません。

■まとめ ~スーツ姿でも、冬を暖かく過ごすための工夫はたくさんあります~

1.おすすめはベスト! おなか周りが暖かいと、体感温度が変わります
2.防寒用繊維など、「暖かな」スーツは案外お店においてあります。自分から店員に聞きましょう
3.防寒用肌着の上にスーツを着るという人は、スーツを買うときは、必ず肌着を着用した状態で試着しましょう

体が冷えると気持ちも滅入ってしまうもの。寒い冬も暖かく乗り切りましょう。

■石徹白未亜(いとしろ みあ)

ライター。イメージコンサルタント(個人に向けたスタイリング)の仕事も行う。紳士服販売店でスーツの販売経験もあり。その経験を活かした著書がスーツの超実践的指南書『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』(CCCメディハウス)。

・ホームページ:いとしろ堂 http://itoshiromia.com/
・『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』(CCCメディアハウス)
https://www.amazon.co.jp/dp/4484172178

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