上司や先輩に「きちんと質問ができる」新社会人になるための5つのポイント

2017/11/13

対人マナー

新社会人として成長するためには、上司や先輩から仕事を教わってスキルをいち早く身につけることが必要不可欠ですよね。仕事を教わるうえで大切なのが「きちんと質問ができる」かどうかということ。的はずれな聞き方をしてしまうと、上司や先輩もあなたの求めているフォローをすることができなくなってしまいます。そこで今回は、世界4大会計事務所の1つであるDeloitteで12年間コンサルティング業務に従事し、その後多くの企業の現場でコンサルティング活動を行ってきた安達 裕哉さんに、入社前に知っておきたい「きちんと質問ができる」新社会人になるためのポイントについてお伺いしました。


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新社会人のみなさん、こんにちは。人事やビジネスパーソンに向けてコンサルティングを行っている安達裕哉です。今回はみなさんに、「きちんと質問ができる」新社会人になるための方法をお伝えします。

会社に入ったばかりで右も左もわからない新人にとって、上司や先輩に「質問」をする機会は少なくないでしょう。ちなみに、Google では、新人のオリエンテーションで5つの行動指針を教えていて、その1つ目がまさに「質問する。とにかく質問する!」ことです(『ワーク・ルールズ!』ラズロ・ボック/鬼澤忍・矢羽野薫訳/東洋経済新報社より)。

私はこれまで人事コンサルタントとして1000社、8000人以上のビジネスパーソンを見てきた結果、質問のしかたで、その人の評価がはっきりと2通りに分かれることに気づきました。

それは、「すぐに聞きに来る、できる人」と「自分で考えない、ダメな人」です。「自分で考えない、ダメな人」というのは、わからないことがあると、文字通り何も考えずに疑問に思ったことをそのまま質問します。一方で、「すぐに聞きに来る、できる人」には、次のような特徴があります。

1.自分の意見を持って質問している

できる人は、「私は◯◯と思うのですが、どうですか?」と自分の意見を持って質問をします。これは、自分がどこまで理解しているのかを相手に伝えるためにも有効です。上司や先輩に質問をするときはあらかじめ、「自分はなにがわからないのか?」を紙などにまとめておくとよいでしょう。

2.何度も同じことを質問しない

きちんとメモをとり、同じことは二度聞かずにすむようにします。何度も同じことを聞かれると、誰でもうんざりしてしまうものです。

3.「どうすればいいですか? 」と言わない

「どうすればいいですか?」という聞き方は、相手に進め方を委ねており、主体的でない受身の姿勢の質問です。このような聞き方をすると、「自分で考える力が足りない」ように見えてしまいます。まず自分がやるべきことを整理して、「◯◯についてやり方を知りたいのですが、聞きたいのは、手順と、作業ごとのポイントと、最終チェックの方法です」と、聞くべきことを絞って聞きましょう。

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