「問題ない」の敬語表現は? ビジネスシーンでの適切な表現【パターン別】

2017/10/12

対人マナー

「問題ない」の敬語表現は

日本語が難しいといわれる理由の一つは「敬語」にあるのではないでしょうか。社会人として十分に経験を積んだ人でも、間違えて覚えていることが少なくありません。今回は、実生活でもよく使われる「問題ない」を敬語でなんと言うのか、ビジネスシーンに当てはめて、パターン別にいくつか紹介します。

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■正解は一つとは限らない?

「問題ない」を敬語に言い換えるパターンは幾つか考えられますが、これが唯一の正解だ、というものはありません。相手との関係や使う場面によって、違う言い回しが考えられるのではないでしょうか。以下にいくつかパターンをご紹介しますので、どういう場面で使うのが適切か、考えてみてください。

●「問題ない」の敬語表現1「問題ないです」

「問題ない」ことを相手に敬語で伝えるにあたり、まず思い付くのが丁寧語の「です」を付けることではないでしょうか。「です」を付けると「問題ないです」となります。同級生、同僚等、立場の近い相手に言うのであれば、問題ないでしょう。

●「問題ない」の敬語表現2「問題ありません」

別のパターンを考えてみましょう。「ない」を直接敬語にするのではなく、一度反対の「ある」にすると「問題ある」となりますね。次にこれを敬語にすると「問題あります」です。最後にもう一度否定すると「問題ありません」となりました。いかがでしょうか。「問題ないです」よりは「問題ありません」の方がしっくりきませんか?

●「問題ない」の敬語表現3「問題ございません」

「問題ございません」は、さらにかしこまった言い方です。厳密にいえば、この表現が最も丁寧で正解に近いといえそうです。ただし、ビジネスシーンで使う場合には少し堅苦しい言葉遣いではないでしょうか。勤め先の社長やクライアントの重役等、立場に開きがある相手ならともかく、直属の上司や年齢の近い先輩に対しては距離を取っているような印象を与えかねません。

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