「問題ない」の敬語表現は? ビジネスシーンでの適切な表現【パターン別】

2017/10/12

対人マナー

「問題ない」を違う言葉に言い換えてみる

「問題ない」という言葉は何か問い掛けがあって、その返事として発すると考えられます。以下のような問いに対してはどのように答えればよいでしょうか。

「問題ない」の言い換え1 「〇月〇日にアポイントをお願いします」と言われた場合

ビジネスシーンでは、会議や商談の日程を確認する際に「問題ない」という旨を答えることがあります。「〇月〇日にアポイントをお願いします」と言われて、特に予定がなければ「問題ない」と答えるわけです。この場合の「問題ない」を敬語にするなら「承知しました」「かしこまりました」と答えれば意味は通じます。

「問題ない」の言い換え2 「進捗(しんちょく)状況はいかがでしょうか?」と言われた場合

これもよくあるパターンですが、作業の進捗を問われた際に「問題ない」と答えることがあります。期日どおりに作業が終わる、という意味で「問題ない」というわけです。「進捗状況はいかがでしょうか?」と尋ねられた際は「順調です」とか「予定どおり納品できそうです」などと答えるとよいでしょう。

「問題ない」の言い換え3 「お送りした契約内容でよろしいでしょうか?」と言われた場合

契約書の内容など、間違いがないかどうかの確認を求められたときも「問題ない」と答えます。「大丈夫です」という答えが考えられますが、相手によっては不十分です。自分よりも上の立場の人に対しては「差し支えありません」と答えましょう。

「問題ない」の言い換え4 「そちらは大丈夫でしたか?」と言われた場合

事故や災害に巻き込まれる等、トラブルが発生した際に安否を尋ねられるようなことがあります。直接ビジネスとは関係ないトラブルでも、業務に支障が出るようなことがあれば無関係では済まされません。こうした場面で「大丈夫でしたか?」と尋ねられたら「ご心配には及びません」等と答えておくのがよいでしょう。

「問題ない」の敬語表現についてご紹介しましたがいかがでしたか? 同じ「問題ない」でも場面によって意味合いが変われば、全く別の言葉に置き換えられることがお分かりでしょう。単純に敬語にする方が伝わりやすい場合もありますが、こうした考え方を身に付けておくことをおすすめめします。

(藤野晶@dcp)

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