「できません」の敬語表現は? ビジネスにふさわしい断り方とは

更新:2022/01/17

対人マナー

■「できません」は、場面によっては言い換えが可能

同じ「できません」という言葉でも、状況によって他の言葉に置き換えて敬語にすることができます。以下のような例が考えられます。

●「このクーポンは使用できません」を敬語にすると?

スーパーの買い物客が持ってきたクーポン券が、期限切れで使えない場合はどうなるでしょうか。敬語ではない場合は「このクーポンは使用できません」ですが、これを敬語にすると「このクーポンはご利用いただけません」あるいは「このクーポンはご利用になれません」と置き換えられます。

●「先日の〇〇の件、いかがでしょうか?」に対する答えは?

クライアントから見積もり依頼を受けたり、上司から何か仕事を頼まれるのはよくあるシーンです。依頼を断るために「できません」とか「お断りです」とは言えませんね。上で挙げた例のように「できかねます」と答えたのでは、断るという意思が明確に伝わらないこともあります。「辞退申し上げます」「遠慮いたします」「お断りせざるを得ません」等と言うのがよいでしょう。もちろん「申し訳ありませんが」といったクッションになる言葉を付け加えるのをお忘れなく。

「できません」は敬語の表現ではありますが、ビジネスシーンで使用するのにはふさわしくありません。自分ができない場合には「いたしかねます」等に、相手ができない場合には「ご〇〇になれません」といった言葉に置き換えるのがよいでしょう。

(藤野晶@dcp)

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