法事の香典、金額相場は? 香典袋の書き方やマナーを知ろう

2017/10/07

お金の知識

■香典にいくら包めばいいか?

香典の金額相場は、相手との関係や年齢によっても変わってきます。大学生から新社会人であれば、関係性に合わせておおよそ以下の金額を用意すれば良いでしょう。ただし、日本では死や苦を連想させる4、9が付く金額は避けるのが一般的です。3,000、5,000、1万、2万、3万、5万と、キリのよい金額にします。

勤務先の上司/5,000円
勤務先の上司の家族/3,000-5,000円
勤務先の社員・同僚/5,000円
勤務先の社員・同僚の家族/3,000-5,000円

自分の両親/3万-10万円
自分の兄弟姉妹/3万-5万円
自分の祖父母/1万-5万円
自分のおじ・おば/1万-3万円
自分のいとこ/3,000-1万円

友人・知人/3,000-1万円
恩師/3,000-1万円
隣近所の人/3,000-1万円
仲人/1万円

■法事・法要での香典

法事・法要に招かれた際にも香典が必要になります。この場合には表書きが「御仏前」「御佛前」と変わります。これは、仏教では故人が「霊」から「仏様」になるということに由来します。また、法事は前もってわかっていることなので、薄墨は使いません。

法事・法要に出席するのは、遺族・親族以外は特別に招かれた知人・友人のみとなります。法事では引き出物が出ること、法事の後に会食があること、回数を重ねると簡略化されていくことなど、いろいろな条件があるので、それによって金額を調整します。

故人と血縁関係がある/1-3万円
お世話になった友人・知人/1-3万円
普通の付き合いの友人・知人/5,000-1万円

上記は一人で法事のみ出席する場合の金額です。会食にも出席するなら1万円ほど追加してキリのよい金額になるように調整します。

法事の香典の金額や書き方のマナーについてご紹介しました。不祝儀での香典は、あらかじめ予定がわかっているご祝儀と違って急に必要になるので、準備も慌ただしくなりがちです。慌てていると細かいところでマナー違反をしてしまうこともありますので、気を付けましょう。
※「不祝儀」(ぶしゅうぎ)とは、不吉な出来事、特にお葬式のことです。

(藤野晶@dcp)

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