正しいスーツ選びの基本とは? 自分の体型に合ったスーツを着よう【デキる新人になる! ビジネスファッションのキホン】

更新:2019/11/28

身だしなみ・ビジネスアイテム

■正しいスーツの選び方のコツは、「何はなくとも試着」

正しいスーツの選び方のコツ

細すぎるスーツも考え物ですが、逆に体より過剰にゆるいスーツも問題です。なので、スーツを買ってからもし5キロ以上のダイエットに成功したら、スーツは買い替えるべきでしょう。

「ゆるくもなくきつくもない」サイズを選べばスーツのスタイリングは8割がた決まったようなものです。そのため、まずスーツのサイズのルールを知りましょう。

・正しいスーツサイズの選び方

スーツのサイズは、「身長170cm、やせ型の人向け」などと表記されている店もありますが、JIS規格でも定められています。例えば、「A-5」の場合は前半の「A」が胸囲とウエスト幅の差であり、差が大きい人、つまりウエストが絞られた逆三角形体型の人の順からY→A→AB→BEになります(※ほかにもサイズあり)。 後半の数値は身長で「5」は「身長170cm」を表し、5cm刻みで変わるため、「4」なら「身長165cm向け」、「6」なら「身長175センチ向け」になります。この後半の数字は身長から逸脱しすぎると着丈(ジャケットの長さ)や袖丈がつんつるてんになったり、逆に長すぎたりでカッコ悪くなります。

ざっくり言えば新社会人の世代で多い、痩せている人は「Y-〇」のサイズで、後半の数値は自分の身長にあったものを選べばいいのですが、お店も「Y-5」なら一つのみの形のスーツだけを取り扱っているわけではなく、同じサイズでも、細身のものからゆとりのあるものまでいくつか用意しています。それは吊るされている状態ではなかなかわからないものです。

ですので、スーツを選ぶときは「スーツを着て行って」「店員をきっちり頼る」。この二点がポイントです。自分の今のスーツを着ていくことで、「このくらいのサイズのスーツをいつも着ています」という情報を店員に伝えられます。本当に初めてのスーツなら仕方ないですが、2着目以降のスーツを買うなら必ずスーツを着て買いに行きましょう。そうすれば、今までのスーツより「いい」「悪い」という判断もできますから。
あとは、同じ「Y-5」でもいくつか形がある以上、店員に一番自分にサイズが合うのを持ってきてほしい、と言えば持ってきてくれます。プロの力を上手に頼りましょう。無理に買わせようとせず、かつ親身になってくれるいい店員を見つけたら、次回もご指名すればいいのです。

また、これは体に合う! というぴったりのスーツを幸運にも見つけられたら、大抵の店舗では同じ型で別のスーツも作っていることが多いので、またその店に行って、これと同じ型の別の生地のスーツが欲しい、と伝えればいいのです。なかなか体に合ったスーツを探すのは大変なので、一度いいのを見つけられたら利用しない手はありません。

今回は、スーツの正しい選び方についてご紹介しました。スーツは自分の第一印象を左右する大切な鎧です。気合を入れて選びましょう。

■石徹白未亜(いとしろ みあ)

ライター。イメージコンサルタント(個人に向けたスタイリング)の仕事も行う。紳士服販売店でスーツの販売経験もあり。その経験を活かした著書がスーツの超実践的指南書『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』(CCCメディハウス)。2017年10月1日に渋谷・大盛堂書店で無料のスーツの着こなしイベント開催予定。

・ホームページ:いとしろ堂 http://itoshiromia.com/
・『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』(CCCメディアハウス)
https://www.amazon.co.jp/dp/44...
・2017年10月1日大盛堂書店スーツイベント予約ページ http://taiseido.co.jp/shibudok...

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