確定拠出年金(DC)のメリットと仕組みとは?

2017/09/12

税金・年金

■確定拠出年金のメリットとデメリット

DCでは、積み立てたお金は選んだ金融商品として運用されます。その運用次第でお金が増えたり減ったりするのが特徴です※。大きなメリットは、この掛け金が拠出可能な限度額までは「非課税」となること、また運用期間中の運用益にも課税されません。

ですから、少なくとも「所得税」と「住民税」についてはお得になります。また運用益についても非課税ですから、運用益はそのまままた運用できます。つまり、複利効果が大きくなるのです。

※積立金の投資先商品の中には「元本保証」のものもありますが、その分運用益は低くなりがちです。

ただし、DCはいいことばかりではありません。この専用口座に積み立て、運用したお金は60歳以降にしか引き出すことはできません。非常に大きな節税効果がある制度なのですが、「あくまで老後の資金を積み立てるため」というわけです。

●確定拠出年金のメリット

・投資したお金に税金が掛からない
・利益にも税金が掛からない

●確定拠出年金のデメリット

・60歳(満期)になるまでお金を下ろせない
・運用益がいくらになるかはわからない

とまとめることができます。

今回は確定拠出年金とは何か、またそのメリット・デメリットについて解説しました。将来の年金がアテにならないといわれる昨今ですから、若い世代は特に確定拠出年金に注目し、早くからこの制度を利用することがおすすめです。ただし、投資先となる商品がどのようなものか、については熟考し、自分の希望に合った投資先があるかなどについて、よく調べてから口座を開くようにしましょう。

(高橋モータース@dcp)

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