【気付の意味と使い方】宛名の正しい書き方をマスターしよう

更新:2022/02/27

対人マナー

「気付」の使い方・書き方

「気付」は送り先が会社組織などの場合に使う言葉であるだけでなく、受け取る人がその会社組織などに属していない場合に使うことが一般的です。

実際に具体事例と例文を交えてご紹介します。

「気付」はこう使う!【例文あり】

例えば、以下のケースでは「気付」を使うことになります。


それぞれの事例に「気付」の書き方を当てはめていきましょう。

受け取り手に指定がない場合

1の例で受け取り手はA株式会社の誰でも問題ない場合には「御中」を用います。

「気付」を使うときの注意

差出人が受取人に対して「気付」を用いる際は注意しなければならないことがあります。

間違った使い方をしないためにも、あらかじめ注意点を把握しましょう!

メールではほぼ使わない

メールの場合は「気付」を使うことはまれであることを覚えておくと便利です。

ただし、受信者が何らかの事情でメールの送受信が難しい場合は相手先の会社へメールを送信し、受信者へ回してもらうこともあるでしょう。

その場合はタイトル(件名)に「気付:A会社の佐藤にお渡しください」なのように記載したうえで、お詫びの言葉を添えます。

ただし、「気付」メールを送るときにファイルの展開などがある場合は、社外秘でないかどうかに注意を払いましょう。

英語と日本語では順番が違う

気付を使うにあたり、英語では「A社 c/o B社」と書きますが、日本語の場合には「B社 気付 A社」になります。

英語で「気付」を使う場合には順番が逆になるので注意しましょう。

差出人には使えない

差出人は気付にできません。

受取人が自宅に長期間不在で合ったり、留守が多い時などの場合、配達員に本人の住所に送らないように注意するための目印だと理解するとわかりやすいでしょう。

したがって、病院に入院中あるいはホテル宿泊を伴う出張などにも活用できます。

個人宅宛てに「気付」は使える?

一般的には「様方○○様」と言う形を使いますが、個人宛てにも「気付」を使って問題ないと言えます。

用法は諸説あるようですが、もし受取人が個人のお宅にいるという場合は以下の書き方をすることもあるので、参考にしてみてください。

まとめ

ビジネスシーンでもメールのやり取りが普通になっており、手紙や封書を送るために宛先を書くケースは少なくなっています。

しかし、荷物を送る際や病院への郵送物など「気付」を使う場面は消えたわけではありません。

「気付」を使う場面になったときに相手に失礼のないよう使い方も含めて「宛先をどのように書くか」は常識として知っておくと安心ですね!

(高橋モータース@dcp)

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